ミナミヌマエビを飼われている方も多いことと思います。
熱帯魚水槽のメンテナンス係りとして、またエビが好きでエビを主役にしている方など、いろいろいらっしゃることでしょう。
エビの体は大きくはありませんが、その行動を観察していると色々楽しいですよね。
今回はミナミヌマエビの繁殖と抱卵について、少し調べてみたいと思います。
卵をかかえている時、どのように飼育すればよいのでしょうか?
それでは見ていきましょう。
ミナミヌマエビの抱卵とその方法
ミナミヌマエビのオスとメスの見分け方は難しいのですが、10匹ほどまとめてショップで購入すると、オスもメスも混ざっていて繁殖できることが多いです。
ミナミヌマエビのメスは成熟してペアリングすると、産卵して自分の卵をお腹の下に抱え込みます。
この状態を抱卵と呼びますが、抱卵している期間はだいたい3~4週間ほどにもなり、その間母エビは卵に新鮮な水と酸素を送ってお世話し続けます。
エビは普段から水草の葉の下などに隠れていることも多いのですが、抱卵中は普段にも増して隠れている事が多くなり、エサを捕るのも夜間など暗くなってからになることが多いようです。
この抱卵期間は水温が高いほど短い傾向にあるのだそうです。
ミナミヌマエビの繁殖にとってベストな水温は23~24℃といわれています。
抱卵期間を短くしてあげたい気持ちはありますが、エビは急な水温、水質の変化には敏感なので、極力一定の温度を保つようにしてあげられると良いでしょう。
ミナミヌマエビの抱卵と水換えについて
先ほどもご紹介しましたが、エビは水質や水温の変化などにとてもデリケートです。
このため、抱卵中はいつも以上に気を付けてあげる必要があります。
ただでさえ体力を消耗する抱卵中の頻繁な水換えは、母エビの体に負担になってしまいます。
また、抱卵中でも水質が変化すると脱皮してしまうこともあり、そうするとせっかく大切にしてきた卵が体からはがれてしまって母エビがお世話出来ない状態になってしまいます。
これは脱卵と呼ばれますが、このような状況にならないよう、普段からこまめにごく少量ずつ水換えを行う事、もしくは抱卵中の水換えは少なくて済むように水量を多くしておく、などの対策が有効です。
まとめ
ミナミヌマエビのお母さんも大変ですね。
産卵して体力が奪われた続きで卵のお世話をし続けるので、とても労力がいるでしょう。
抱卵中のエビがいる時は、極力水換えは行わずそっとしておいてあげるようにしたいですね。