ハゼと聞くと皆さんはとても地味な魚をイメージするかもしれません。
確かにハゼの多くは環境に応じた保護色の体色をしていますので、お世辞にも華やかな印象はありません。
しかし例外としてハタタテハゼは別です。
ハタタテハゼはハゼの中では珍しく、とても派手な見た目をしています。
体は赤と白のグラデーションで彩られ、細く長い特徴的なヒレが背中についています。
このような美しい見た目もハタタテハゼの魅力ではありますが、ハタタテハゼは飼育が簡単な海水魚でもあるのです。
こうした要素がハタタテハゼが人気の観賞魚である所以でしょう。
飼育をするだけではなく、人為的に繁殖を試み、数を増やすということもアクアリウムの魅力でしょう。
そこで今回はハタタテハゼの繁殖や方法についてまとめてみたいと思います。
ハタタテハゼの繁殖について
ハタタテハゼの繁殖方法ですが、ペアを作って同じ水槽で飼育していればいずれは繁殖に移ります。
気づかぬうちに、いつのまにかライブロックに卵が産み付けられていると思います。
しかし、このペアを作るのが思いのほか難しいのです。
基本的に生物にはオスとメスで外見的な違いがみられるものです。
しかし、ハタタテハゼのオスとメスにはこれといった違いがありません。
体のサイズも変わりません。
専門家やペットショップの店員などでもわからないことが多く、素人目ではまず不可能でしょう。
そこでおすすめなのが購入する際にあらかじめペアになっているハタタテハゼを選ぶという方法です。
水槽内で仲良くエアになって泳いでいる2匹を選べば、オスとメスのペアである可能性が高いので、あとから性別を判別する必要はありません。
まとめ
今回はハタタテハゼの繁殖や方法についてまとめてみました。
ハタタテハゼを繁殖させるうえで一番ネックなのがペアを作ることです。
あとからペアを作ることはかなり難しいようですので、やはりすでにペアになっているハタタテハゼを手に入れることが一番手っ取り早いでしょう。
ハタタテハゼはあまり複数飼育には向かない魚ではありますが、大きいサイズの水槽であれば不可能ではありませんので、ぜひ繁殖にチャレンジしてほしいところです。