海の生物は共生が多いようです。
共生って何でしょう?
共生とは全く違う種類の生物が助け合って暮らしていることです。
面白い生態ですね。
代表的な共生はクマノミとイソギンチャクでしょう。
ギンガハゼはテッポウエビと共生します。
水槽の中でも共生の様子が見られるんですよ。
ギンガハゼとテッポウエビの共生の仕方
どんな形で共生するのでしょうか。
テッポウエビはハサミを持っています。
その大きなハサミで砂地に穴を掘ります。
そこがギンガハゼとテッポウエビの巣になります。
しかし、テッポウエビは眼がよくありません。
ギンガハゼはテッポウエビが穴を掘っている間、見張りをしています。
危険があると穴に隠れたり逃げたりするためです。
どんな風に危険を知らせるの?
違う種類のギンガハゼとテッポウエビはどうやって危険を知らせるのでしょうか。
穴の外でギンガハゼが大騒ぎする?
そんなことをしたら捕食者にすぐ気づかれて食べられてしまいますね。
テッポウエビは長い触角を持っています。
その触角をいつもギンガハゼに触れています。
ギンガハゼの微妙な動きで危険を察するのですね。
テッポウエビの名前の由来
テッポウエビとは物騒な名前ですが、大きなハサミでパチンパチンと音を出します。
水槽のガラスを遠慮なく叩くこともあるようです。
それでテッポウと名前がついたのですね。
神経の細い人なら、寝不足になることもあるらしいので注意が必要です。
テッポウエビは視力が弱いのでギンガハゼと共生しています。
テッポウエビにもたくさんの種類があり、またそれぞれに違う相性のいいハゼと共生しています。
ハゼとエビの共生の相性
ギンガハゼとテッポウエビの共生は見ていてもかわいくて楽しいものですが、必ず相性があります。
どのテッポウエビでも同じだろうと、適当に買ってきても相性がないと共生をしてくれません。
ギンガハゼに合うのはニシキテッポウエビというテッポウエビです。
気難しいのですね。
まとめ
クマノミとイソギンチャクの共生は有名ですね。
テレビのコマーシャルなどでもよく見かけます。
ギンガハゼとテッポウエビの共生は地味で静かですが、眺めていると微笑ましくて見飽きません。
そして自然界の絶妙なコンビネーションに脱帽してしまいます。