深海魚というのは、チョウチンアンコウのように海面間近に住む魚とは少し風貌が違っています。
よく知られているチョウチンアンコウですが、頭から伸びた触角のような眉毛のような長い竿の先に光を発する器官を付けています。
その名前の通り提灯を持っているアンコウです。
またウナギやヘビのように細長い体をしているものも少なくありません。
深海の水圧に耐えられるようにそうなったのでしょうか。
ハチェットフィッシュとは?
ハチェットフィッシュというと、淡水魚のハチェットフィッシュと、深海魚のハチェットフィッシュがあります。
淡水魚のハチェットフィッシュは、お腹の大きい姿をした熱帯魚ですが、深海にすむハチェットフィッシュはとても不気味な姿をしています。
横から見ると形も不格好ですが、正面から見るとドキッとするような風貌です。
ホラー映画に出てくるような恐ろしい顔をしています。
体長は12㎝ほどしかなく、人を襲うようなことはありません。
鋭い牙と赤く光る眼を持っているので、余計そう感じるのでしょうか。
それでも、恐ろしい顔をしています。
どんなものを食べているのかと思いますが、深海にすむミジンコの一種を食用としています。
風貌は恐ろしくても、只の小さな深海魚なのです。
手斧を意味するハチェットフィッシュの名前
ハチェットフィッシュという名前ですが、手斧の意味があります。
側面から見ると斧の形をしているのがよく分かります。
お腹が張り出して尾がすらっとしているので、斧の形がそのままです。
正面から見るとどうでしょうか。
ネットで検索して、画像を見た時はびっくりしました。
今にも飛び掛かられるのではないかと思うほど恐ろしい顔をしています。
しかし体長は12㎝と小さい生物です。
手斧であっても、12㎝では使いものにはなりませんね。
「ハチェットフィッシュ」Hachetfishと呼ばれる深海魚。ハチェットは手斧を意味していますが、それよりもこの形相はそのままホラー映画に出てきそう! pic.twitter.com/yBAT9iayZT
— 深海生物図鑑 (@shinkai_seibutu) 2018年9月4日
まとめ
深海魚は謎が多いのでハチェットフィッシュも詳しい生態は分かりませんでした。
同じ深海に住むミジンコの一種を食用にしているというのが分かったくらいです。
深海魚はその姿態の奇抜さで注目を浴び、画像などがセンセーショナルに投稿されていますが、大きさなど詳しいことは書かれていないことが多いです。
このハチェットフィッシュも体長が12㎝と分かった時は拍子抜けしました。
アンコウも大きな魚ですが、チョウチンアンコウなどはどうなのでしょうね。
また調べてみたいと思います。