アクアリウムは自宅で手軽に楽しむことができる趣味の一つとして人気がありますよね。
熱帯魚などの様々な魚が優雅に水槽内を泳ぐ姿は、ゆったりとした気分に浸ることができます。
水槽の美しさを保つとともに、魚にとって水質を綺麗に保つためには、水槽内の掃除が必要です。
コケが完全に発生しないようにすることはできません。
コケ対策の方法の一つとして、コケを食べる生き物の飼育があります。
それら生き物の中でも、ヤマトヌマエビのコケ取り能力は高いと言われています。
では、実際に、ヤマトヌマエビのコケ取り能力とはいか程のものなのかについて紹介します。
ヤマトヌマエビのコケ取り効果とは?
水槽内に発生するコケの種類は様々なものがあります。
コケの種類には、具体的には、糸状藻、アオミドロ、黒ひげコケ、茶ゴケ、藍藻、グリーンウォーター、斑点状藻などがあります。
コケを食べる生き物には、食べるコケの種類があり、全種類のコケを食べてくれるわけではありません。
この点を踏まえて、自分が対策したいコケの種類を踏まえたうえで、購入を検討するようにしましょう。
ヤマトヌマエビは、糸状藻、アオミドロ、茶ゴケをよく食べます。
ヤマトヌマエビは、エビとしては体が大きいので、コケ取りの処理能力が高いのが特徴です。
エビのコケ取り要員として、ヤマトヌマエビと並んで人気があるミナミヌマエビは、ヤマトヌマエビよりも体が小さいので、同じ量のコケを処理するのに約3倍のエビの数を必要とする程です。
いかにヤマトヌマエビのコケ処理能力が高いかが伺えますね。
60cm水槽に10匹を入れておけば、コケを速やかに処理してくれます。
エビは店頭で購入して、自宅に入れた直後は処理能力が高く、徐々にコケがあっても食べないことがあります。
これは、エビが常に満腹のために食べようとしないという原因が考えられます。
コケ処理の能力が低下していると感じたときは、別の水槽に数日間隔離し、コケが増えるのを待ちましょう。
別水槽でお腹がすいた状態になることで、再度水槽に戻したときには、コケをたくさん食べてくれるようになります。
ヤマトヌマエビは、他の魚と混泳させることができるので、飼育がしやすい魚です。
一方で、ヤマトヌマエビによる水草の食害が起こることがあるので注意してください。
コケの数に対してエビが多いことが原因のため、一部のエビを別水槽に移して調整すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ヤマトヌマエビは安価で入手することができ、飼育がしやすい、コケ取り能力も高いと3拍子揃っているという点でおすすめの魚です。
ヤマトヌマエビの特徴を踏まえたうえで、購入を検討してみてください。