カージナルテトラとはアマゾン川上流域、ネグロ川流域に生息するカラシン目カラシン科の熱帯魚です。
飼育しやすく人気もありますが、病気にかかる可能性はあります。
罹患しやすいものの一つに、「白点病」という病気があります。
一体どんな病気なのでしょうか。
予防方法や治療方法はあるのでしょうか?
調べてみました。
カージナルテトラの白点病ってどんな病気?
白点病は別名繊毛虫症とも呼ばれる病気で、原因はイクチオフチリウスという繊毛虫です。
これが寄生して発症します。
水温が下がり、衰弱してくるとかかりやすくなるため、水温は必ず24~28度を保つよう心がけてください。
症状としては、ヒレや身体に白い斑点ができ、それを放置しておくと身体中に広がります。
目が白く濁ることもあり、壁や木に身体をこすりつけるようになります。
初期は0.5mm~1mm程の白い点が1個から複数個現れはじめ、消えたり見えたりを繰り返すため、症状に気が付きにくいのが難点です。
中期になると、全体に白い点が広がり、重症化すると呼吸が早くなり、餌を食べなくなります。
身体の表面がはがれてボロボロになることもあり、衰弱してしまうと回復する可能性もぐっと下がりますので、早めの対処が必要です。
早期発見で防げる病気ですので、気が付いた段階で多めに水を換え、水温を30度程に上げます。
急激に温度を上げることはよくないので、1日に2度ずつ上げる等段階をふみます。
白点病の寄生虫は暑さに弱く寒さに強い性質があるためです。
そしてメチレンブルーやグリーンF等の薬を入れてください。
1週間薬浴したあと再度水を換え、もう一度薬浴を1週間行ってください。
ろ過フィルターを入れていると薬もろ過されてしまいますので、薬浴させる場合はろ過フィルターははずしておきましょう。
薬のほかにも、塩を入れる方法があります。
濃度は0.5%に調整します。
塩には殺菌効果があり、熱帯魚の体力消耗をおさえることもできます。
濃度が濃すぎると負担が大きくなりますので、濃度は0.5%程度に留めてください。
鷹の爪を入れる方法もありますが、初期段階にしか効果は出にくいようです。
まとめ
ウオノカイセンチュウが一度繁殖すると、全滅させることはかなり難しいです。
繁殖させないことが一番大切ですので、水槽の掃除を行うことや、高性能のろ過フィルターを使うことも有効です。
予防策をしっかり行いましょう。