アロワナをよーく観察していると、下あごに2本の立派なヒゲが生えていることに気がつきます。

このヒゲは何の役割を果たすのでしょうか。

また、一般的には、ヒゲは両サイドに向けて生えているのですが、稀に、内側に向けて生えているヒゲをもったアロワナがいます。

なぜ、ヒゲがクロスしたように生えているのでしょうか。

アロワナ ヒゲ 役割 クロス

アロワナのヒゲの役割とは?

ヒゲと言えば、ナマズを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

実は、アロワナにも、立派なヒゲが2本生えています。

顔を正面から見ると気づきにくいのですが、泳いでいるところを横から見ると、少し太めの短いヒゲが2本生えていることが分かります。

このヒゲの役割は、分かりやすく言えば、センサーになります。

古代魚の代表とも言えるアロワナに、センサーなるヒゲが生えていることに驚きを隠せませんが、このヒゲ、再生機能をもっています。

アロワナは、わたし達が思う以上にデリケートな生き物になります。

雷や台風時の音にびっくりして、ガラスに衝突し、ヒゲが根元から折れてしまったというハプニングも少なくありません。

生きていくために大事な役割をもつセンサー、折れた時には感染症を発生しないよう、水交換の回数を増やし、様子をみてあげましょう。

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アロワナのヒゲがクロスした場合の対処は?

アロワナの幼魚に多いクロスしたヒゲは、水槽内の水流を変えてやることで、解決します。

実は、このクロスのヒゲは20センチ未満の幼魚によく見られる症状になります。

なぜ、クロスするかについてですが、原因は水槽にあります。

アロワナが自由に泳げるだけの広さがないと、水槽の壁やろ過器、セパレータ等にぶつかりやすくなり、そのショックでクロスになるとのことです。

両サイドに向かって伸びるヒゲへと治してやるためには、アロワナがしっかりと泳げる環境をつくることが大切です。

すぐにでも、ワンサイズ上の水槽を用意し、入れかえてあげましょう。

まとめ

アロワナのヒゲは、アロワナが生きていく上でなくてはならないものになります。

ヒゲがクロスしたアロワナを、通常以上に安い価格で販売している熱帯魚ショップもありますが、治せる範囲のものであれば購入しても問題はありません。

ですが、中にはそのヒゲに傷があり、そのせいでクロスになったものもありますので、購入の際は、ヒゲがクロスした原因を聞いた上で検討されることをおすすめします。

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