エラ病といっても感染内容によって治療法も異なります。

感染症の多くはカラムナリス菌である場合がありますが、今回は「寄生虫」などによって発症する、感染症に最適とされている「ホルマリン」「イソジン」など使い方と使用量についてお話していきます。

ディスカス エラ病 ホルマリン イソジン

エラ病にホルマリンは良い?

ホルマリンはお腹にいる寄生虫によく効いてくれるなどのイメージから、ディスカスを飼育している人は割と重宝しているのではないでしょうか。

また、市販の薬は結構いい値段がしたり薬の種類によっては輸入が必要だったりと、入手するにも大変なことが多くありますが、ホルマリンは安価で効きやすい事もあるようです。

細菌による感染症とは違い、寄生虫から発症するエラ病にはホルマリン浴が良いとされています。

ただし、本当に劇薬なので、使用する際や取扱には十分注意が必要です。

飼育している熱帯魚の殺菌や寄生虫の駆除などの理由を言い、薬局で取り寄せてもらう事で購入できるようです。

ホルマリンは刺激が強めな薬浴なので、希釈したものを使いましょう。

刺激の強い薬なので使用する場合は5~9時間程度の間隔をもって投与します。

1回投与してから6時間程度経ったら半分くらいを目安に水換えをしていきます。

この場合も水換えの量にもよって変わりますが大体、ホルマリンは10Lにつき0.5~1cc程度を使用するのが良いでしょう。

感染症の進行状況にもよりますが、ホルマリン濃度が高い場合や使用量が多いと、亡くなってしまう可能性もあるので注意が必要です。

また、ホルマリンはバクテリアを減少させてしまう為、ろ過サイクルを崩してしまう場合があります。

この使用量も個体差や感染症状、環境によって変わってくるため、専門家などに診断してもらった上で、最適な使用法や量を使用するのが良いかもしれません。

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エラ病にイソジンは良い?

エラ病にはホルマリン消毒が最適ですが、薬局でもなかなかホルマリンが手に入らない場合があります。

ホルマリンが手に入らなかった時など、代替品としてよくイソジンが使われる事があります。

イソジンは殺菌力が強く万能なので、こちらも割と使われているようです。

症状の対象としては細菌の感染症に対して殺菌消毒といった使い方になります。

イソジン浴も濃度が強かったり使用頻度が多いと、亡くなってしまうため注意が必要です!

この場合、治療しているつもりが逆に魚にダメージを与えて感染症の進行を早めるどころか亡くなってしまいます。

イソジン浴させる場合の量は1Lに1~2滴までにしておくのが良いようです。

イソジン浴をさせる時間は基本的に短時間で行います。

5~10分くらいを目安に泳がせましょう。

ディスカスの個体差や感染症の状況、飼育環境によって異なるため、「時間」と「量」には十分気を付けて下さい。

まとめ

  • 寄生虫から発症するエラ病にはホルマリン浴が良い
  • ホルマリンは刺激の強い薬なので使用する場合は注意が必要
  • ホルマリンはバクテリアを減少させてしまう為、ろ過サイクルを崩す恐れがある
  • 細菌の感染症に対して殺菌消毒目的で短時間、少量で使用する
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