モツゴと言えば、川釣りなどでよく見かける灰色から銀白色の小さい魚です。
大人しいので他の小型の魚たちと混泳出来たりもします。
魚飼育の初心者の方でも比較的やさしい種類なので、このモツゴから始めてみるものいいかと思います。
そして、慣れて来たら繁殖に挑戦してみるのも楽しいですよ!
飼育に慣れて来ていれば、繁殖もそう難しくはないと思いますので、必要な環境と方法をご紹介します。
モツゴの飼育方法と繁殖の仕方
モツゴの飼育で注意したい点は「ストレス」。
とても飼いやすい魚ではありますが、ストレスがかかってしまうと餌を食べずそのまま息絶えてしまうこともあります。
もともと住んでいた環境に近い状態をなるべく保ってあげたり、水槽なども出来るだけあまり人の行き来がない場所などを選ぶようにしましょう。
モツゴの繁殖期は4月~8月。
1産卵期における産卵回数はかなり多く、10回を超えることもあると言われています。
この時期になると、オスの体の色が黒くなり、縦にあったラインがなくなります。
そして攻撃的になるので、他の魚と混泳させている場合は分けモツゴのオスとメスだけにします。
卵は石や植物などの表面に産みます。
オスはこの産卵床にするため石などについているコケやゴミを取り除き、縄張りとしメスを誘い入れます。
そのため、水槽には石や岩、水草などを入れておいてください。
環境を整えておけば自然に産み、卵が孵化するまで約10日程はオスが寄り添い守ります。
これは他の魚が来た時、攻撃したりゴミの付着を防ぐ為にそばにいるのです。
なんとも微笑ましいですが、外敵が来た時にはかなり攻撃的になるので要注意。
そして無事かえると、1年程で成魚になります。
まとめ
お話していた通り、問題なくモツゴを育てられていれば、繁殖も難しくはないと思います。
ただ、産卵回数が多いため増えすぎるという事もありますので、はじめから何匹もするのではなく少しずつ挑戦してみてくださいね。
1度経験してみると可愛さと命の芽生えに感動して、また経験したくなるかもしれません。