タナゴは大体8~12cmまで成長し、繁殖期には美しい婚姻色を出す人気の淡水魚です。

メダカは体長約3.5cm、童謡にもなっている日本の観賞魚としては昔から金魚と並ぶスーパースターです。

その新旧のスターが混泳すれば、まさに鬼に金棒?ではありませんか?

今回はタナゴとメダカの混泳について紹介いたします。

タナゴ メダカ 混泳

タナゴとメダカの混泳はできるの?

タナゴは性格が温和なものが多く、環境の水温は20~28℃です。

但し、タナゴの種類は多く、必ずしも混泳に向いているものばかりではありませんので、気を付ける必要があります。

タナゴは基本雑食ですので、植物性のものから、動物性のものも食べます。

メダカも性格が温和で、混泳には向いています。

環境水温は、15~28℃なので、タナゴとの混泳に障害はなさそうです。

中には変わった一匹オオカミの様に、群れから離れて動く個体もいますが基本的にメダカは群れで生活します。

また、メダカは自分を守るために擬態をすることができますし、それは周りの環境に合わせていく柔軟性を持っているという事ともいえます。

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タナゴとメダカの混泳で注意すべき第一は、稚魚の場合でしょう。

先にも記載しましたが、タナゴは雑食です。

メダカの産卵直後の稚魚は食べられてしまいます。

特にメダカは繁殖力も高いので、稚魚を育てたい場合は、タナゴと分けた方がいいでしょう。

又、他の魚の混泳のルールと同じで大きさが極端にちがうものは避けましょう。

タナゴは大きさの割に口が小さく、口に入らないものは食べることができませんので、メダカがある程度の大きさになれば大丈夫です。

メダカとの混泳の場合のエサは、メダカ用のエサでも問題ありません。

又タナゴは密集した空間を好みませんので、メダカと混泳する際にも広々とできる環境を用意してあげて下さい。

まとめ

このように、メダカとタナゴの混泳は可能です。

メダカの群れをタナゴが追いかけることはあるかもしれませんが、成長したメダカを食べることはないでしょう。

注意点として、メダカは繁殖力も高く人の手でも繁殖は可能で、増えるのですが、増やしすぎたメダカを川へ放流するのは絶対にやめましょう。

遺伝子などの違いから、元々棲んでいたメダカの生態系を破壊したり、環境を壊すことになりかねないからです。

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