身近な河川に生息しているオイカワという魚をご存知でしょうか。
オイカワはコイ科の仲間で東南アジアや西日本に分布しており、河川の中流から下流に生息しています。
ハエやハヤ、ヤマベとも呼ばれており、釣りを楽しむ方の間でも人気の魚です。
オイカワの雄は繁殖期になると青やピンク、オレンジ、黄色、緑色といった鮮やかな色がまじりあった縞模様に発色し、比較的飼育もしやすい鑑賞に最適な淡水魚です。
今回はオイカワの飼い方についてご紹介します。
淡水魚オイカワの飼い方
オイカワを飼うために必要な基本的な装置は、水槽のほかエアポンプ、ろ過装置です。
オイカワは遊泳力が高いため、素早い動きでも対応できるよう水槽は60㎝以上のものにしましょう。
飼育数が多い場合は個体数に合わせて水槽の大きさも大きく余裕を持たせることが大切です。
また、遊泳力の高さからたまにジャンプして水槽から出てしまうことがあるので蓋も必要です。
オイカワは水質悪化に弱く酸欠になりやすい淡水魚のため、ろ過装置による水の循環とエアポンプでの酸素の供給が必要になります。
また、オイカワは河川の緩やかな水流部分を生活の場にしているため、ろ過装置によって適度な水の流れをつくりだします。
もっと水流にこだわりたい場合には水流を作り出す装置も販売されているので本格派の方にはそちらもおすすめです。
オイカワは高温にも弱いため、水温管理も大切です。
オイカワが生活しやすい水温は20度前後なので温度が上がりすぎないよう部屋の涼しい場所に水槽を設置し、夏場なかなか水温が下がらない場合には水槽用のクーラーの設置などの水温管理が必要です。
餌に関してはオイカワは雑食のため比較的なんでも食べます。
なのでペットショップで購入できるメダカや金魚の餌でも対応可能です。
しかし、自分で河川から採集してきたオイカワは市販の餌に反応しない場合もあるので、その時には赤虫などの自然に近い餌を与えて様子をみましょう。
まとめ
オイカワはペットショップでも購入することはできますが、近くに河川がある方は浅瀬の稚魚を採集し、成長していく過程を観ながら育てるのも楽しいかもしれません。