アクアリウム初心者におすすめされる海水魚はスズメダイが多いです。
飼育しやすいことが理由にあげられていますが、果たしてその平均寿命はどれくらいなのでしょう。
一般的な海水魚の平均寿命と比べるとどうなのか調べてみました。
海水魚のスズメダイの寿命!長い?短い?
自然界の海水魚の平均寿命は約10年であると言われます。
小型の魚が多い熱帯魚に比べると、平均寿命は長い傾向があります。
もちろん種族によってその平均寿命は異なります。
主な海水魚の平均寿命は下記の通りです。
- ベラ:5年
- ハゼ:3年
- ハギ:5~8年
- ニセスズメ:3年
- ハナダイ:1~2年
- ネズッポ:2~3年
- ゴンベ:3年
- フグ:3年
- ヤッコ:7~15年
- アイゴ:7~8年
- クマノミ:7~8年
もちろん、寿命は飼育される水槽の環境や混泳の状態によって変動しますので、上記の寿命は絶対的なものではありません。
10年以上飼育されたクマノミの例もありますし、寿命を前に亡くなってしまうものもいます。
その辺りは飼育する腕の見せ所、といったところでしょう。
ではスズメダイの平均寿命はどれくらいかというと、大体5年と言われています。
もともと身体が大きくないので、平均寿命も短めになっています。
こちらも、細かい種類によって平均寿命は変わってきます。
主なスズメダイをピックアップしておきます。
- ルリスズメダイ:2~3年
- デバスズメダイ:3~5年
- シリキルリスズメ:3~5年
- オヤビッチャ:5年
自然界よりも人工的に飼育すると平均寿命が短くなる傾向があるようです。
水槽の環境などの影響でしょう。
しかし、うまく飼育すれば平均寿命以上に長生きする例も報告されています。
まとめ
スズメダイはあまり身体の大きな海水魚ではないため、寿命はそこまで長くありません。
海水魚の平均寿命は小型のものから大型の魚まで含んでいるため、平均寿命との差異は仕方のないことでしょう。
スズメダイと混泳が可能なヤッコなどは身体が大きく、寿命は中型のものでも7~8年といわれています。
混泳をさせる場合は魚ごとの平均寿命の違いなども念頭に置いておくといいかもしれませんね。