ミドリフグは与えればいくらでも餌を食べますが、人間でも食べ過ぎは良くないように、ミドリフグも食べ過ぎていいことはありません。
飼育をしていてメリットとなるのは、飼い主さんの考え通りに飼育できるということです。
餌を上げなければ食べ物がないのですから、飼い主さんが調整してあげましょう。
そこでどのくらいの量だったら適量となるのか、ご紹介しましょう。
ミドリフグと人工飼料
ミドリフグは最初から人工飼料を食べてくれるか分かりません。
それは自然界には当然のように人工飼料などないので、人工飼料が食べられるのか、またどんな味がするのかミドリフグには未知だからです。
最初は少し突く程度で食べない可能性がありますが、継続して与えると自然に食べてくれるようになります。
やはり栄養面からしても餌は人工飼料が最適です。
どうしても食べてくれない場合は、別のメーカーのものに変えてみて下さい。
ミドリフグは人気のある魚なので、その人工飼料も複数が販売されているため、どれかを口にしてくれるかもしれないからです。
ミドリフグは嫌いなものはお腹が空いていても口にしない傾向の強い魚です。
声や動作で何が好みなのかアピールするわけではないので、何が好みの餌なのかは飼い主さんが努力して知っていくしかありません。
ミドリフグに餌を与える頻度
ミドリフグは好きな餌だったら与えれば与えただけ食べるので、飼い主さんとすればつい何度も餌をあげてしまうかもしれませんが、食べ過ぎは肥満になってしまうのでミドリフグが病気になりやすくなってしまいます。
本当にミドリフグのことを思っているのなら、どんなに餌を欲しがっても規定の回数しか餌を与えないようにしましょう。
ミドリフグは通常、一日に二回ほど餌を与えれば十分です。
この餌はおやつのような軽食も同様なので、量が少なくても一日に二回を超えないようにして下さい。
飼育している場合には時間というのは特に気にしなくてもいいのですが、夜にはミドリフグも寝てしまうので、日中の決まった時間に与えるという方法がいいでしょう。
餌を与える回数が多いと食べ残しの残骸や排泄物が多くなってしまうので、水質が悪くなるということからも規定回数で済ますのが賢明なやり方です。
ミドリフグに一回で与える餌の量は?
ミドリフグに一回で与える餌の量ですが、与えても全てをそのまま食べてくれるわけではないので、ミドリフグの状況を観察しながら与えるといいでしょう。
餌を食べるとお腹が膨れますが、食べる前に比べて少しお腹が膨らんでいるようなら、それで量的には足りています。
何とも抽象的ですが、ミドリフグは丸い体形をしているので、その変化は分かりやすいので大丈夫です。
水槽が汚れる理由としてあるのが、排泄物と食べ残した餌です。
これらは水槽内に大量の細菌を発生させてしまうので、食べ残しの餌の量を減らし、それと同時に餌の量を少なくすれば排泄物も抑えることができるので、様子を見ながら調整するやり方は有効なのです。
発生する細菌の中には、ミドリフグに悪影響をもたらせて病気を引き起こす細菌もいます。
細菌は見ただけでは分からないので、水を常にきれいな状態に保っておくという方法で管理するしかないでしょう。
ミドリフグもその日の体調によっては食欲のない日も出て来ます。
決まった量を当たり前のように与えていると、餌の食べ残しで水質の悪化が早まる可能性が出て来ます。
まとめ
ミドリフグを飼育して飼い主さんがよく行ってしまうのは、餌を与えるといつまでも食べてくれるので、嬉しくなって与え過ぎるということです。
しかし人間でも肥満になると病気を引き起こしやすいので、ミドリフグが大切なら心を鬼にして餌の量を調整するしかありません。
ミドリフグにいつまでも元気でいてもらうためには、飼い主さんの行動にかかっているのです。