ミドリフグは食欲が旺盛な種類の魚なので、餌として飼い主さんが提供してくれるものはいくらでも食べてくれます。

しかし人間にも食べ物の好き嫌いがあるように、ミドリフグも個体によっては食べない餌というものがあります。

餌を食べないと衰弱したり病気になったりするので、飼い主さんには悩んでしまうところです。

魚なので無理やり食べさすこともできませんので、食べなくなったら別の方法で食べてもらうようにするしかありません。

ミドリフグが餌を食べてくれない場合の対処法についてご紹介しますので、そのような事態に陥ったときに試してみて下さい。

ミドリフグ 餌 食べない 理由

ミドリフグが餌を食べない考えられる原因は?

ミドリフグは大食漢な魚ですが、それまでずっと食べてくれた餌を急に食べなくなることがあります。

その場合の原因として考えられるのは、その餌を食べ続けてきたために飽きてしまった可能性が高いです。

魚にそんな人間みたいなことがあるのかと思うかもしれませんが、ミドリフグでは割と起きる現象です。

特に人工飼料は栄養がうまく配合されているので、飼い主さんにとってはこれさえ使っていれば安心だとして使い続けると、味に飽きてしまうようです。

このような状況になったら、人工飼料以外の自然界に存在する餌を与えてみて下さい。

自然界で生息しているミドリフグは小さなエビや虫などを捕食しています。

これらはペットショップに行けば冷凍や乾燥したものが簡単に入手できるので、こういった別の餌を時々与えて変化をつければ、餌の味に飽きて食べなくなるということには対処できます。

注意点としては人工飼料以外の餌ばかり与えていると栄養が偏って生育に支障を来たすので、あくまでも人工飼料以外の餌はおやつ的な感覚で与えるようにして下さい。

ミドリフグが餌を食べなくなる身体的な理由は?

ミドリフグが餌を食べなくなるのは体に問題がある場合があります。

どんな生物でも体調が悪ければ食欲はなくなります。

ミドリフグは比較的丈夫で活発に動き回るな魚なのですが、それがあまり動かなくなれば病気か体調が良くないのかもしれません。

他にも病気などではない身体的な理由では、ミドリフグの歯に原因がある可能性が出てきます。

ミドリフグの歯というのは伸び続けていくので、硬いものを食べたりして削らなければ上手に咀嚼できなくなって、餌を食べたいのに食べられないという状況になってきます。

ミドリフグを飼育している飼い主さんは、慣れている人は自分でミドリフグの歯をニッパーなどを使って切り落としています。

しかしこの作業はしたことがない飼い主さんでは怖くてできないでしょう。

その場合はペットショップの店員さんにやってもらったり、身近に経験者がいれば頼んでみて下さい。

このミドリフグの歯切りは工具を使った物理的方法が最適ですが、どうしてもその方法が嫌であれば、小さな底石を餌をあげるような感じで水槽に落としてみて下さい。

ミドリフグが餌と勘違いして食べようとしてくれれば、それで歯が削られていくのですが、これはミドリフグ頼みの方法なので成功率は低くなっています。

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ミドリフグに餌を食べてもらうための秘策は?

ミドリフグのがどうしても餌を食べてくれないのであれば、最終手段とも言える秘策があります。

それは生きたままのエビや虫を与えるという方法です。

自然界でのミドリフグは生きた虫などを捕食しているので、飼育していても生餌を好みます。

ただし問題となるのは購入方法でしょう。

ペットショップでも置いている店もありますが、やはり管理の問題から少ないようです。

そこで生きた餌を購入するのであれば釣具店に行ってみて下さい。

釣具店では釣りをする餌で使用するために、生きたままの状態で店に置いています。

実はその餌がミドリフグの好物となるものが多いのです。

ミドリフグが好きで釣具店には必ずあるというのは赤虫という虫や小さなエビなので、それらを購入して与えて見て下さい。

ミドリフグに生きた餌を与えると食いつきが良くなりますが、食べている光景はあまりいいとは言えません。

飼い主さんの中には見るに堪えないかもしれないので、できるなら食べ終わるまでは離れていた方がいいでしょう。

この方法は効果的なのですが、飼い主さんはミドリフグが食べ残しを掃除しなければいけなくなります。

そのようなものを見ても大丈夫な人だけが実践してみて下さい。

まとめ

飼育している動物が餌を食べてくれないと、飼い主さんとしては心配で仕方ないでしょう。

しかし生物は生存するためには食べなければいけないので、その当たり前の行動をしないのには理由があります。

原因が分からないのなら、自分だけでどうにかできるものではありません。

ミドリフグは人気の高い魚でペットショップでも取り扱っていることが多いのですから、分からなければ分かる人に聞いてみればいいのです。

人というのは自分が思いもしなかった考えを持っている場合が多いので、聞いてみて無駄になるようなことはありません。

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