見た目が可愛らしく大変人気のあるカクレクマノミ。
アニメ映画で知名度も上がり、自宅で飼っているという方も多いでしょう。
自宅で飼育しているカクレクマノミと長く暮らすために、彼らがかかる可能性のある病気について、よく知っておく必要があります。
今回は、カクレクマノミのヒレの病気についてご案内いたします。
カクレクマノミのヒレの病気って?
カクレクマノミのヒレの病気について、ひとつは「カクレ病」というものがあります。
この病気にかかりやすいのは、移動直後のカクレクマノミです。
ペットショップなどで販売するために輸送されてくる際にかかりやすいのです。
出荷される直前までは元気だったのに、別の場所にうつした途端に急に発病することがあるという事です。
急に状態が悪くなり、進行のスピードが速いのが特徴です。
さらに、治療も根気強く行わなくてはならない病気なのです。
カクレ病の初期症状は、ヒレの先や体表が白くなったり、ふらふら泳ぎだしたりすることです。
また、食欲がなく、ヒレがピンと開いていないなどの症状が見られます。
末期になってくると、ヒレが白く濁り、ヒレをたたんでしまい痩せたように見えます。
また、頭を上に上げたまま泳ぐような恰好をします。
こうなってしまうと、回復は容易ではないとの事ですので、予防や早期発見に気を配りましょう。
予防するためには、体力をつける食事をさせてあげることや、水質などの環境を快適にしてあげることです。
カクレクマノミ自体が元気であれば、病気への抵抗力も高まります。
普段の餌や水質の管理にしっかり気をつけてあげましょう。
また、ペットショップでカクレクマノミを購入する際は、入荷したばかりの個体は選ばないのが無難です。
入荷してしばらく経っても元気で、カクレ病の初期症状もまったく見られない元気な個体を選ぶとよいでしょう。
また、ワイルドの魚よりも、ブリーダーに育てられた個体のほうが、人工的な環境に慣れていると言われています。
まとめ
いかがでしたか?
今回はカクレクマノミの病気「カクレ病」についてご案内いたしました。
ペットショップに輸送されてくる段階で発病しやすい病気ですので予防をするのが難しいですが、ペットショップの入荷日を気にするなどして、元気な個体を見極めることは可能です。
また、飼い主が引っ越しをする際などは、充分に気をつけてあげましょう。