カージナルテトラは1匹100~200円で売られていますが、既に飼っている方はできれば自分で繁殖させたい!と考える方も多いと思います。
飼育しやすく初心者向けの熱帯魚ではありますが、繁殖となるとどうでしょうか。
特別な準備がいるのか、それとも水槽に放置していてよいのでしょうか?
調べてみました。
カージナルテトラをうまく繁殖させる方法は?
カージナルテトラを飼育している方は、意図的に繁殖させなくても偶然稚魚を見つけたことがあるかもしれません。
しかしカージナルテトラや他の小型のカラシン科の熱帯魚は、卵も小さくフィルターに吸い込まれてしまったり、卵を発見できないうちに、混浴させている他の熱帯魚に食べられてしまったりする可能性も高いです。
よって、繁殖させようと思うのであれば、産卵用の水槽を用意するか、採卵ケースを用意する必要があります。
まず産卵用の水槽の作り方ですが、飼育用の水槽の水を入れ、ウィローモリス等の水草を底に敷くように入れてからエアレーションを行います。
水草が浮かないように小石等で沈めてください。
もちろん水温は24-28度をキープします。
※エアレーション…エアポンプ等の器具を使い、水中に空気を溶かし込む
産卵用の水槽ができたら、オスとメスを産卵用水槽に移動させます。
カージナルテトラは早朝や夕方に産卵することが多く、砂利の上にばら撒くように産んだり、水草の茂みに産んだりしますので、タイミングが合えば産卵を見ることもできると思います。
もし一週間程産卵しない場合は、別のオスに変えることもお勧めします。
あまりにも産卵しない場合はピート水を入れてpHを調整し、産卵を促す方法もありますが、pHショックを起こす危険があるので自己責任で行ってください。
産卵が確認できたら、親は飼育用の水槽に戻します。
産卵用の水槽で緩やかにエアレーションを続けると、やがて稚魚が誕生します。
採卵ケースを設置する場合は、飼育用水槽に行います。
市販されているものもありますが、飼育用水槽の底に鉢底用のネット等をドーム状に敷き詰める方法もあります。
水槽を二つも用意できない!という方は、こちらの方法の方が良いでしょう。
カージナルテトラの卵の大きさは?
カージナルテトラの卵はかなり小さいです。
産卵したあと卵をちゃんと分けておかないと、混浴している熱帯魚に食べられてしまいます。
産んだ直後に食べられてしまうこともあるので、繁殖させたいのであれば、混浴している水槽では産卵させない方が良いでしょう。
親が食べてしまうこともあります。
まとめ
1匹が1日に産卵する卵は、40~150個となります。
そのうち細胞卵は多ければ70個位、少なければ一桁ということもあります。
飼育は比較的簡単なカージナルテトラですが、繁殖は難しいと言われますので、根気よく挑戦してみてください。