熱帯魚の中でも比較的飼育しやすく、また優雅に泳ぐ姿がとてもキレイで観賞用として、すごく人気なベタ。その魅力的なポイントはヒラヒラとさせる、大きなヒレにあります。
そんなヒレが癒着してしまうと、ベタの魅力が激減してしまいますね。
ベタのヒレが癒着してしまう原因や予防・対策についてまとめてみました。
ベタのヒレが癒着してしまう原因は?
ベタのヒレが癒着してしまう原因は水の汚れや、栄養価が下がり体の抵抗力が弱まったりすることが原因で起こる事があります。
「ヒレ」を使うタイミングが少ないとくっついてしまい、そのまま飼育し続けるとくっついたヒレはボロボロになり、病気になる原因ともなってしまいます。
ベタの癒着したヒレはカンタンに剥がす事できる?
癒着したベタのヒレを強引に剥がそうとする行為は、絶対に避けた方がよいでしょう。
少しくっついただけだと思い、強引に剥がそうとするとキズがついて傷口から菌が入ってしまい、感染症になる恐れがあります。
また過度のストレスを与えることになり、病気を発症してしまうことも…。
癒着してしまった場合は以下の治療を試してみましょう。
癒着したベタのヒレの治療法は?
ベタのヒレが癒着してしまった場合は、まず0.3~0.5%程度の塩浴をさせることでキレイなヒレを取り戻せる可能性があります。
塩浴は少しの殺菌効果も期待できるため、癒着治療にはおススメです。
塩浴をさせた後などに、濡らした綿棒やガーゼなどを使いヒレがキズつかないように慎重に広げてみましょう。
少なからずベタにストレスを与えてしまいますが、何もせず放っておくと癒着が進行して治すことも困難になり、とんでもないことになってしまいます。
ヒレを癒着させないための予防・対処法は?
ヒレの癒着は水質の悪化やヒラヒラさせる動きが少ないなどの原因で起きてしまう事があるために、まずは何といっても水質の安定化やキレイな環境を保つことが必要です。
ベタはとても好戦的なため、同種の魚や鏡に映った自分の姿などに対して、ヒレを大きく広げ威嚇をします。
この動作を「フレアリング」といい、この現象を利用して1日1回はフレアリングをさせることで癒着の予防にも繋がり、優雅に泳ぐためのキレイなヒレを保つことができます。
まとめ
癒着は水質の悪化や、ヒレを動かさないなどの原因で起こる。
くっついたヒレを強引に剥がそうとすると、キズなどの原因により感染症の恐れがある。
ヒレに傷つけないように、柔らかい素材を使い慎重に広げる。
癒着治療は根気がいる大変な作業となるため、普段から水質の安定化やクリーンな環境づくり、フレアリングなどを行い予防することで、ベタの魅力を保ち続けることができます。