熱帯魚を飼い初めて、できれば避けて通りたいのが病気はないでしょうか。

熱帯魚全般に、もっともかかりやすいのが白点病です。

白点病とは、魚のあちこちに白い斑点で覆われる病気です。

感染力も高く、早めに対応しないと水槽内の全ての魚に感染することあります。

ここでは、クラウンローチの白点病の原因や対策について紹介します。

クラウンローチ 白点病

クラウンローチの白点病とは?

白点病は、一般に熱帯魚にいえることですが、抵抗力が弱っている魚がなりやすい病気です。

白点病の原因はウオノカイセンチュウという寄生虫が幼生から成虫になるまで魚に寄生しています。

成虫になると一度魚から離れ水中で繁殖するため休眠します。

そして繁殖後また魚に寄生します。

このサイクルを4~7日で繰り返します。

寄生された魚は、上皮内を移動するときにかゆみが生じ、石などにこすり付ける行動をします。

体表が傷つつき、免疫力が低下していきます。

また、エラに感染すると呼吸困難になり、回復が難しい状態になることもあります。

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まず、白点病が発生した魚は、他の魚への感染を防ぐため隔離しましょう。

そしてウオノカイセンチュウは高温になると活動が弱まるといわれているので、28℃~30℃以上に水温をあげます。

水温を上げる際は、魚の負担を考えて1日1℃くらいのペースでゆっくり上げていきます。

水温調節と同時進行で、鷹の爪の投入や塩浴、薬浴などの治療を行っていきます。

鷹の爪の場合は、60㎝の水槽に2~4本程度の鷹の爪を入れて2日程度入れて様子をみてみることを繰り返します。

白点病の初期の場合はこれで完治することがあります。

塩浴の塩分濃度は0.5%程度にします。

塩浴は魚の浸透圧を調整しやすくし、病気の治療の為に体力を維持してあげるのが主な目的なります。

薬浴は、熱帯魚のショップなどで売られている白点病治療薬です。

薬の効果が3~6日程度でなくなるので、薬を投入してから3~5日後に再度薬を入れていきます。

2回目以降の薬の量は少し減らして様子をみていきましょう。

白点病は斑点が消えたら完治とではないので、斑点が消えたあと1週間程度は薬浴を続けるようにします。

また、治療が完了した後は水温を戻すようにしましょう。

まとめ

白点病に早く気付くためにも、日ごろの観察を心がけましょう。

また、清潔な水槽を保つことが、病気の予防に繋がりますね。

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