ラミレジィの産卵から孵化までは2~3日。
稚魚は孵化後2~6日で産卵床から浮上し泳ぎだします。
卵の水カビや、水槽内の水の水質・餌を与えるタイミング等に注意して、かわいい稚魚を大切に育てましょう。
ラミレジィの稚魚の浮上について
産卵後2~3日で孵化した稚魚は、産卵床にとどまりビリビリと動きます。
たまに、元気な稚魚が飛び回ったりしますが、親が産卵床まで口にくわえて連れ戻してくれます。
親とは別の水槽に卵だけ入れている場合は、稚魚が産卵床から落ちても大丈夫なように、ベアタンク(水槽に底床材を入れない)にしておきましょう。
孵化したての稚魚には、お腹にヨークサックと呼ばれる栄養袋がついていて、これがなくなるまでは、お腹が重いからなのか泳ぐことができません。
ヨークサックは孵化後2~6日でなくなり、稚魚は産卵床から浮上し、自由に泳ぎ始めます。
稚魚がかたまりになってしまっている場合は、スポイトで優しく水を吹きつけて、1匹ずつ離してやりましょう。
このころから餌も食べ始めますので、前もって用意しておいた孵化したてのブラインシュリンプを与えます。
ブラインシュリンプは栄養価が高く食いもよいので、稚魚の餌には最適です。
稚魚が小さすぎてブラインシュリンプを食べられない場合は、人工餌をすりつぶしたものや、卵の黄身を濾したものなど、工夫して与えましょう。
稚魚が1.5センチくらいになったら、人工餌を食べられるようになりますので、それまでは、手間はかかりますがブラインシュリンプを与え続けてください。
卵を親と同じ水槽に入れている場合も、稚魚が浮上するまでは親にも餌は与えないようにしてください。
食卵・食仔の原因になると言われています。
稚魚は2週間ほどで親離れします。
その後、1カ月で1センチほど、2カ月で2センチほどに成長します。
ここまで来たら、繁殖は成功です。
まとめ
卵は産卵後2~3日で孵化し、孵化後2~6日で浮上し泳ぎだします。
親の後をついて一生懸命泳ぐ姿はとても微笑ましいものです。
餌や水槽の水質に注意し、適度な水替えなどメンテナンスをきっちりとして、子供たちを元気に育てましょう。