相性の良いペアであれば、他の種類に比べ比較的簡単に繁殖までもっていけるのも、ラミレジィの魅力です。

産卵・孵化に適した環境を整え、ぜひ、挑戦してみてください。

1回目の産卵では、親ラミレジィの行動をじっくり観察しましょう。

ラミレジィは2週間おきに何度も産卵します。

1回目でうまく稚魚が育たなくても、その原因を知り対策をすることが、2回目以降の産卵・孵化の成功につながります。

ラミレジィ 産卵 孵化

ラミレジィの産卵

産卵をさせる際には、水槽内にスポンジフィルター・底砂・産卵床(川石・流木等)や隠れることができるように水草を入れます。

注意しなければいけないのは、他の魚と混泳にしている場合です。

卵や稚魚が他の魚に食べられてしまいますし、親ラミレジィ自身がほかの魚を気にして食べてしまうこともあるからです。

繁殖を考えるなら、ラミレジィのペアだけを入れてください。

ラミレジィが婚姻色となり、産卵床を掃除しだしたら24時間以内に産卵します。

産卵中は、メスが卵を産み付け、その卵にオスが体液を放出をする・・・の繰り返しです。

卵は1ミリほどの大きさで、1度に産むのは50~300個ほど。

メスが未成熟だと卵の数が少なく、オスが未成熟だと無精卵(卵は白くなります)が多くなります。

産卵は通常1時間程度で終わります。

産卵後は、ペアが交互にひれで卵に新しい水を送り世話をします。

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ラミレジィの孵化まで

産卵から孵化までは大体2~3日。

産卵後は、卵をそのまま親と同じ水槽に入れておいてもいいのですが、親から離して別の水槽に移したほうが、繁殖の成功率は格段にアップします。

ラミレジィは子育てをしますが、卵や稚魚を食べてしまうことも、かなり多いからです。

卵を取り出して飼育する場合、卵用の水槽には砂利・砂・ソイルなどの底床材は入れないようにしましょう。

孵化した稚魚が産卵床から落ちて、底床材の中に入り込んでしまうのを防ぐためです。

このような底床材の入っていない水槽をベアタンクと言い、掃除がしやすいのがメリットです。

ただ、底床材による生物ろ過ができなくなり、水質の保持が難しくなりますので、十分注意してください。

まとめ

飼育している熱帯魚の産卵や稚魚の孵化は、熱帯魚ライフの大きな楽しみです。

ラミレジィは繁殖も比較的簡単なので、ぜひ挑戦してラミレジィの子育ての様子、稚魚のかわいらしさ、日ごとに成長する姿を楽しんでください。

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