ビーシュリンプを繁殖させるとき、気をつけていることはなんですか?

あるいはこれから繁殖させようと思っているとき、何か気をつけることはあるでしょうか?

ビーシュリンプの繁殖期、メスは非常に繊細な身体になります。

抱卵後は弱っており、少しの変化が体調に異常を起こすこともしばしば。

繁殖を成功させるためには環境、つまり水質と水温の管理が重要になるのです。

ビーシュリンプ 繁殖 水質 水温

ビーシュリンプの生態!繁殖しやすい水質は?

快適な環境を維持するために、水質において注意すべきことは大きく3つです。

pH

水が酸性か、アルカリ性か?

というと理科の実験のリトマス紙を思い出してしまいますが…。

ビーシュリンプに適したpHは弱酸性。

アルカリ性に近づいていくと身体に水が合わず亡くなってしまいます。

弱酸性の水質を維持するには、ソイルが効果的です。

底床に敷き、古くなると効果が薄れてくるので適度に交換してあげましょう。

水の硬度

軟水か、硬水か?ということです。

これまたヨーロッパと日本の水道水を思い起こす題材ですね。

ビーシュリンプには硬水が適しているとされます。

GHの数値は高めが好ましいでしょう。

3~20の間で繁殖が確認されていますが、極端な数値は身体に毒です。

アンモニア・亜硝酸の濃度

アンモニアはビーシュリンプの排泄物です。

分解されてアンモニアになるのですが、これはビーシュリンプにとって有害なものです。

広大な海であればビーシュリンプの排泄したアンモニアくらい溶けても有害ではないのですが、水槽のような限られた空間ではすぐにアンモニア濃度は高くなってしまいます。

バクテリアを繁殖させることでアンモニアを亜硝酸に分解してくれるため、バクテリアがある程度水槽にいることが必要です。

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ビーシュリンプの繁殖には水温が重要!

ビーシュリンプの繁殖期には、水温はある程度一定に保っておきましょう。

先述のとおりメスの身体はもともと丈夫ではないのですが、抱卵することでさらに弱っています。

病気になったり環境の変化に適応できないとせっかく抱卵しても命を落としてしまうのです。

そうならないために、メスが快適に過ごせる水温を維持しましょう。

水温は春先の水温である20~27度が望ましいです。

さらに万全を期すならば、コンディショナーとはじめとしたアイテムや薬剤をペットシップで購入しておくとよいでしょう。

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まとめ

ビーシュリンプの繁殖を成功させるには、水質と水温、ふたつの要素がカギになってきます。

どちらをおろそかにしてもいけません。

水質はただ水槽をキレイにすればいいわけではありません。

また、水換えやお掃除を頻繁にするとメスが環境の変化に適応できなくなってしまいます。

水質と水温の両立はメスのことを考えると難儀な問題かもしれませんが、ペットショップの店員さんなどにも助言をもらい、アイテムや薬なども場合によっては活用して最適な環境を提供してあげましょう。

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