ディスカスのペアを繁殖用の水槽に移して、しばらくしたら産卵してくれた。
さあ、あとは孵化を待とう!とわくわくしながら待っていても、一向に孵化しない。
結局孵化しないまま、全てさよならになってしまった。
悲しいですよね。
こうなってしまったとしたら、なにか原因があるに違いありません。
ディスカスの卵が孵化しない原因について、またその改善策について、これから解説していこうと思います。
ディスカスの卵が孵化しないのは何故?
ディスカスの孵化が成功しないのには、いくつか原因があると考えられます。
まず一つ目は、そもそも接合が上手くいっていない可能性。
つまりオスの体液が、上手く卵に振りかけられていないという可能性です。
若いオスでまだ下手くそというだけなら、見守るしかなくどうしようもないのですが、それ以外に要因があるなら、こちらで対処してやる必要があります。
例えば、卵の近くにエアーがあって、強い水流ができてしまっている場合。
これではオスが体液を振りかけても、水流に乗って流れてしまい、接合が上手くいきません。
この場合は、エアーを置く位置を変更して、卵の近くに水流ができないようにしてあげましょう。
二つ目は、水質の問題です。
水質が悪ければ、卵は孵化してくれません。
水が汚れていないかなどを一度確認してから、もう一度挑戦しましょう。
三つ目は、水温の問題です。
卵が孵化するのにベストな水温は、28℃だと言われています。
水の温度が高すぎたり低すぎたりしていませんか?
低すぎても高すぎても、卵は孵化してくれません。
これももう一度確認してから、再挑戦しましょう。
まとめ
水質、水温については、普段から気を付けている筈の単純な原因です。
産卵や孵化など、繁殖は生き物にとって一大イベントですから、テンションが上がって夢中になってしまうのも無理はありません。
ですが気分があがるあまり、いつもは気を付けている筈の基本的な要素に、目がいかなくなっている可能性があります。
大事なイベントだからこそ基本的なところにも注意して、改善してあげましょう。