アクアリウムショップにいくと、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビは必ず目にしますよね。
どちらも、水槽の仲間としてとても一般的なエビです。
今回はそのうちのミナミヌマエビの稚エビについて調べてみたいと思います。
ミナミヌマエビは、親エビたちにとって過ごしやすい環境であれば、繁殖は特別難しくはないのだそうですよ。
では、ミナミヌマエビの稚エビの育て方について、少しご紹介させていただきます。
ミナミヌマエビの稚エビの育て方は?
ミナミヌマエビの親エビの大きさですが、オスで約2cm、メスはややそれより大きめで3cmほどになります。
とても小さいですね。
さらに産まれたての稚エビは2mmほどの大きさしかなく、かなり小さいので目で見つけるのが困難なくらいと大きさです。
このため、稚エビがフィルターに吸い込まれることがとても多いのだそうです。
これを防ぐため、水槽内部のフィルター吸い込み口に目の細かい排水溝ネットなどを2枚くらい重ねて付けておく、ストッキングなどをかぶせておく、スポンジを巻いておくなどの対策をとっている人が多いようですよ。
スポンジだと水が汚れやすいこともあるので、ストッキングや排水溝ネットが特におすすめです。
また稚エビには天敵が多いので、水槽内にコケや水草を多めに設置して稚エビたちが身を隠すスペースをたくさん作っておくと良いでしょう。
そうすることで、ある程度の数は生き残り、親エビへと成長していきます。
それでも心配な場合や、混泳している魚の数が多い場合などは、母エビが抱卵しているうちに母エビごと隔離水槽へと入れておくと良いでしょう。
この場合は、親水槽と同じ水を使用して、水質変化に弱いエビに負担をかけないようにして下さいね。
ミナミヌマエビの稚エビの餌は?
ミナミヌマエビは親エビも稚エビも、水槽内部のコケや微生物、その他有機物などを食べて暮らしています。
親エビはエサが不足する心配もたまにあるのですが、稚エビの場合は特にエサをあげる必要はないのだそうです。
どうしても気になる場合は、親エビの餌で対応可能です。
まとめ
いかがでしたか?
ミナミヌマエビの稚エビの育て方は、フィルター吸い込み口にネットなどをかけて吸い込み防止を行う事、外敵から隠れられるスペースを多めに作ること、また場合によっては隔離することで割と簡単だということが分かりました。
ミナミヌマエビの水槽内に、稚エビの姿が見られるととても嬉しいものですね。