映画を通して一躍人気者となった熱帯魚・カクレクマノミ。
その泳ぐ姿はとても優雅で見ていてとても癒されます。
しかしそんなカクレクマノミが鯉が餌を求めて水面で口をパクパクさせているのと同じような行動をするのを見たことはありませんか?
カクレクマノミもお腹が空くとそのような行動をするのでしょうか?
今回はカクレクマノミが水面で口をパクパクさせるのはなぜなのか見ていきましょう。
カクレクマノミが口をパクパクさせるのはなぜ?
まずは先ほども考えたようにお腹が空いているからこのような行動をしたのでしょうか?
鯉のように餌を求めて水面に口を出すという行動はカクレクマノミ達のような海水魚はまずしません。
海水魚たちはお腹が空くと人が水槽に近づいてくるタイミングで集まってアピールをしてくるのです。
ではなぜ水面で口をパクパクさせるのでしょうか。
それには次のような原因が考えられます。
カクレクマノミが水面で口をパクパクさせる主な理由は『酸素不足』です。
海水の中にある酸素をエラ呼吸で体内に取り入れるカクレクマノミのような海水魚たちはその酸素が不足すると水面に口を出してパクパクさせて酸素を取り入れているのです。
水槽の中の海水が酸素不足になる原因にはフィルター内に住んでいるバクテリアが有機物を分解する際に大量に酸素を使ってしまうのが原因。
また水槽内のカクレクマノミの飼育数が多いのもまた原因となります。
そして最後に外部のフィルターを使用していると循環した海水から大量の酸素が減ってしまうと言う現象が起きるようです。
これらの対策としてはエアレーションかスキマーという装置を設置するで対策が可能のようです。
水槽内に酸素がなくなるのはカクレクマノミにとってもストレスとなります。
しっかりと対策をして快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。
まとめ
今回はカクレクマノミが水槽の水面から口を出してパクパクさせている原因について調べてきました。
一見、鯉の餌欲しさで行う行為のように思えますが、水槽内の海水の酸素が減ってしまっているのが最大の原因であることが分かりました。
カクレクマノミにとって酸素を取り入れることができないのはかなりストレスとなります。
しっかりと対策して快適な水槽にしてあげましょうね。