品種改良にもよって、次々と新しいバリエーションが生み出されている熱帯魚の「ベタ」。
熱帯魚の中でも飼育のしやすさと、その優美な泳ぎやカラーなどにより、初心者からコアなファンまで幅広く愛されています。
小型の水槽でも飼育ができるため、管理もしやすく非常に人気の熱帯魚です。
目次
小さなコップやビンでも飼育はできる?
ベタは耐性が強くビンなどで飼育が可能とされていますが、実は小さなコップやビンなどで飼育するには管理が難しいため、初心者や飼い慣れていない人などにはおススメできません。
小さめの容器で飼う事は可能ですが、飼育するには知識と技術が必要となります。
ベタの水槽はどれくらいを選べば良い?
ベタを飼育する上で必要な水槽ですが、管理のしやすい最適なサイズを選ぶことがポイントです。
初めのうちは、水換えや掃除のタイミング、水質や水温の安定化など不慣れ事が多くあります。
大きめ水槽は掃除、水質や水温の管理が大変ですし、逆に小さすぎる水槽ではすぐに水換えや掃除をしなくてはいけなくなり、こちらも水質や水温などの調整をする必要があるからです。
ベタの飼育環境を作ろう!
飼育する人の生活環境や生活リズムにもよりますが、初めてのうちは安定させやすい水量のサイズを選ぶことが良いでしょう。
20×20×20mmくらいの約6~7リットル、水深は15cmくらいの水槽が管理しやすいと思います。
ベタの種類によっては外へ飛び出しやすいため、フタが必要です。
フタがない状態だと外に飛び出してしまい、いつの間にか消えている…なんて事も。
フタは密閉させるのではなく網目が細かい通気性が良いネットなどを利用するのが良いでしょう。
適度なサイズがない場合は大きめな水槽の水量を調整して利用する事も出来ます。
飼育の為に最低限必要なものは?
ベタは熱帯魚なので寒い季節などには保温が必要となります。
水温は大体25~28度くらいを保つのが理想で、熱帯魚用のパネルヒーターなどで調節しましょう。
その他は水温計、エアレーション、スポンジフィルター、水換え用の容器などです。
ヒーターを使用する場合は水槽内の水を循環させて、水温を安定させるためにエアレーションは必要となります。
用意できればあったほうが良いものとして、水草、水槽用の蛍光灯、ph検査紙などです。
初めてのうちは以上のものがあれば十分だと思います。
水槽のセッティングをする
カビや細菌などが付着している可能性もある為、水槽に水を張る前に水槽を洗ってから水をいれましょう。
また洗剤などが残らないように、しっかりと洗い流します。
水槽に水を入れてから必ず水温が25度以上あるかどうかをチェックします。
水入れをする季節にもよりますが、25度以下の場合はヒーターを設置して、水温の調整をしましょう。
次にエアレーションを取り付けます。
エアレーションは水の循環や水中へ酸素を送りこんだりします。
スポンジフィルターもセットで取り付けておくと、水槽内をろ過してくれます。
その他のオプションは飼育に慣れてきたり、知識を得てから取り入れていっても良いと思います。
ベタはどれくらいエサが必要?
ベタ用のエサであれば、ベタはよく食べる魚なのでショップなどに売られている、人工飼料などが良いでしょう。
量に関しては個体差にもよって食べる量も変わってきます。
与え過ぎには十分に注意が必要です。
目安としては5~9粒くらいを1日2回に分けていくのが良いかもしれません。
ただし、メーカーにより栄養価や大きさなどが変わってくるため、様子を見ながら自分のベタにあった量に調整してみてください。
まとめ
- 小さめの容器で飼う事は可能ですが、飼育するには知識と技術が必要
- 水槽は管理のしやすい最適なサイズを選ぶことがポイント
- 初めてのうちは安定させやすい水量のサイズを選ぶのが良い
- 水槽には通気性が良いネットなどを利用してフタをする
- 水温は25~28度くらいを保つのが理想
- エサを食べる量は個体差によって変わるため、様子を見ながら量を調整する