グッピーの背骨が曲がって奇形のような状態になっているケースがありますが、原因は何なんでしょうか?
どうも複数の原因があるようですが、まず1つ目は、産まれるときに、母親の卵管を通るわけですが、その際、物理的圧迫を受け、変形してしまうため背骨が曲がった奇形グッピーが産まれてくるようです。
2つ目は、遺伝子の異常による、生まれつきの奇形であり、先天的な変形と言えるでしょう。
グッピーの背骨が曲がる奇形は何が原因?
産まれるときに、高水温の状態であると、グッピーは背骨が曲がったり、変形を起こすとのことです。
単に、高水温というだけではなくて、水質が悪化し続けると、背骨が曲がって変形しやすくなるそうです。
また、生まれつき背骨が弱い遺伝子を持ったグッピーが、高水温時に産まれると、背骨が曲がりやすく奇形の要因となるようです。
このように、常に複合的に絡み合って、背骨の変形や個体の奇形が起こるようです。
グッピーの背骨が曲がる奇形は複合的要因
高水温だけが奇形の原因となるのなら、高水温の環境で産まれたグッピーはみんな奇形になるでしょう。
しかし、実際は、高水温であっても異常が現れず。
背骨が曲がったり、変形を起こしたりといった奇形が一切産まれない場合もあるそうです。
これは、つまり、遺伝子の影響であり、たとえ高水温であっても背骨が弱い遺伝子や奇形グッピーの遺伝子を持っていなければ、まったく異常は認められないのだそうです。
背骨の曲がった奇形のグッピーは繁殖に使わない
母体の卵管を通る過程で、強い圧迫を受け、奇形になる個体も、背骨が曲がりやすい弱い遺伝子の作用が働いているものと思われます。
グッピーの奇形を増やさないためには、曲がった背骨の奇形グッピーは、繁殖には使わない、ということを徹底させるべきでしょう。
まとめ
一般には、近親交配による奇形が多いように思われている節があるけれど、実際、飼育してみると、近親交配が奇形の原因ではないことがわかるそうです。
一番の要因は、水質悪化による病原菌のせいで、遺伝子異常が出たため、奇形が産まれると判断されるようです。
グッピーに餌を与えすぎないこと、コケを出さないこと、定期的に水の交換をするなど常に水質維持に気を配って、飼育していくことです。
そうすれば、背骨が曲がった奇形グッピーが産まれることは殆どなくなると思います。