プラナリアはとても不思議な生き物で、2つに切ると二匹になって再生するというとても高い再生能力を持っています。
この再生能力を実験で確かめたいと思う方も多いのではないかと思います。
意外なことにご家庭でも行うことのできる実験のようですよ。
自由研究などにぴったりかもしれませんね。
ここではプラナリアの再生実験の方法についてご紹介します。
プラナリアの再生能力の実験方法は?
プラナリアの再生実験に必要な器具は、よく切れるカッターナイフ、スポイト、ろ紙(コーヒーフィルターでも代用できます)、板状の氷になります。
実験を行うときの注意点として、切断するプラナリアを1週間ほど絶食させるようにします。
これは、餌を食べた直後のプラナリアを切断すると、自分の消化液で溶けてしまうからです。
また、板状の氷は飼育水をトレーなどに入れ、冷凍庫で凍らせ、あらかじめ準備しておきましょう。
それでは実験の手順です。
- まずは準備しておいた板状の氷を作業台として出します。
- この氷の上にろ紙を2,3枚重ねて置き、作業台は完成です。
- 氷を作業台にすることで、プラナリアの動きを鈍らせ、切断しやすくします。
- 水中のプラナリアをスポイトで吸い、作業台の上へ移動させます。
- よく切れるカッターで手前に軽く引くようにしてプラナリアを切断します。
- 粘液がたくさん出るので、ティッシュなどでこまめにカッターを拭くと切りやすいようです。
- 全てきり終えたらろ紙ごと水中へ移動させます。
実験後のプラナリアの管理は?
実験後のプラナリアはしばらくの間餌などは与えず、そっと飼育してください。
だいたい2週間ほどで再生し、餌を食べだす個体が出てくるようです。
3週間後くらいにはほぼ完全に再生が終わるようです。
再生スピードには水温が関わっているようで、水温が10度未満では1カ月たっても再生せず、24~25度の水温で最も早く、7~8日で再生するようです。
まとめ
いかがでしたか?
ここではプラナリアの実験方法についてご紹介しました。
ご家庭でも意外とお手軽に実験ができるので、ぜひ機会があったらプラナリアの再生実験を行ってみてくださいね。