海水魚は寝る時も神経を使います。
特に小さな魚は捕食されてしまう危険もあるので寝る場所にも拘りがあります。
体が大きいからと安心してもいられません。
ウツボなどがいる海域ではクエなどの大型の魚も攻撃されてしまいます。
ではホンソメワケベラはどうなのか?
本種は寝る時に寝袋を使う魚でもありますが何故、寝袋を作って寝るのか?
そこでホンソメワケベラの眠り方などについて調べてみました。
ホンソメワケベラの寝る姿とは?
魚が寝ているところを見る事って滅多にあるものでは無いですよね?
相手は海の中に居るし寝ている所なんて見る機会も無いから当たり前の事ですが魚も寝る事はあります。
物陰に隠れてみたり動かずにジッとして寝ていたり魚によって寝方も色々です。
中でもホンソメワケベラは特徴的な寝方で知られており、寝る時に寝袋を作って寝ると言われています。
何故、寝袋を使って寝るのか?
どこで寝袋を使って寝ているのか?
寝る時は寝袋に入る?
ホンソメワケベラは寝る時に寝袋を作ってそこで寝る魚と言われています。
ホンソメワケベラの他にも寝袋を作って寝る魚として知られているのはアオブダイやナンヨウブダイ、ハゲブダイなども体の周りにゼリーの様な膜を張って寝る事が知られていますが、ホンソメワケベラも寝る時にはアオブダイと同じように膜を張ってその中で寝ます。
ラインブロックなどの隙間に入り込んで寝る習性のあるホンソメワケベラですが、粘膜はアオブダイの様な膜ではなく例えて言うならホンソメワケベラの鰓から尻尾の近くまでを覆うチューブの様な感じの膜を作って寝ると言われています。
他のベラ科の仲間も同じ?
他のベラ科の仲間はどうなのか?
多くのベラ科の魚は寝る時は膜を張らずに砂に潜って寝る事が多いですが、ホンソメワケベラの様に膜を張って寝るベラ科の仲間は他にも居ます。
ニセモチノウオなどもベラ科の仲間で同じ様に粘膜を張って寝るといわれています。
寝袋に入る理由とは?
何故、粘膜を張ってまで寝るのか?
普通に考えたら外敵が来た時に粘膜があれば移動に困るだろうし邪魔じゃないのかと考えるかと思います。
粘膜を張ってまで寝る理由とは何か?
- 臭い消し
小型の魚は捕食対象にされやすくなります。
自分の臭いで居場所がバレない様にする為と言われています。
- クッションがわり
岩礁の間などに寝るのでクッションがわりに粘膜で覆ってぶつからない様にすると言われています。
- 寄生虫から身を守る
寝ている時に自分が寄生虫に寄生されない様にする為に寝る時は寝袋の様に膜を張ると言われてます。
まとめ
ホンソメワケベラが粘膜で覆って寝る理由のして有力視されるのは寄生虫から身を守る為が一番、有力だと言われています。
寄生虫を取る魚が寄生虫に寄生されていたら本末転倒ですよね。
他の膜を張って寝る魚も理由は同じかも知れませんね。