クリーンフィッシュとして知られるホンソメワケベラですが、名前だけ聞いてもピンと来ませんよね?
実際に見たら「あぁ…この魚が…」となるかと思います。
見た目では淡水魚か海水魚か外見では分からないと思いますが、ホンソメワケベラはどんな魚なのか?
そこでホンソメワケベラの生態についてふれてみたいと思います。
意外と知らないホンソメワケベラの生態
我々、人間には馴染みが薄い魚ですが、海の中の魚達にはとても有り難い魚のホンソメワケベラ。
理由としては体についた寄生虫をホンソメワケベラが取ってくれるので、肉食性の強い魚でもホンソメワケベラを襲わないと言われています。
そんな海の中では掃除屋として重宝される魚ですが、ホンソメワケベラはどんな所に生息しどんな場所で暮らしているのかその生態を知らない人が多いと思います。
少しホンソメワケベラの生態について探ってみましょう。
主な生息場所はどこか?
どんな魚にも好む環境があります。
冷たい水が好みの魚も居れば暗い場所を好む魚もいます。
ではホンソメワケベラはどんな所にいるのか?
- 生息地
ホンソメワケベラの生息地は太平洋やインド洋の熱帯・亜熱帯の海に分布しています。
日本では房総半島より南の方の南日本に分布していますが、暖かくなる夏頃には暖流に乗って房総半島よりも北の東北地方の沿岸でも見る事ができます。
暖流に乗って東北沿岸まで来ますが、夏が過ぎて寒くなり始める頃に低温が苦手なホンソメワケベラは徐々に数を減らし全滅してしまう事もあると言われています。
- 生息場所
この魚は基本的にサンゴ礁や岩礁の周辺に生息する為、ダイビングなどをすると見る事が出来る魚でもあります。
暖かい温度を好む為、沖縄などのサンゴ礁あたりでは良く見る事が出来ます。
何を食べるのか?
掃除屋として知られるだけあり大型の魚に寄生した寄生虫や食べカスなどを食べています。
大型の魚もホンソメワケベラは寄生虫を食べてくれたり食べカスを掃除してくれるので、ホンソメワケベラが近寄ってくると口を大きく開けて掃除してくれるのを待ってくれたりします。
ホンソメワケベラが掃除する魚
ホンソメワケベラはどんな魚を掃除してまわるのかと言うと、チョウチョウウオやヒメジ類の小型の魚クエやマハタなどの大型の魚まで幅広く掃除をしてまわります。
それらの魚も掃除してくれるホンソメワケベラを食べてしまう事はありませんが、ウツボなどの肉食魚はホンソメワケベラを食べてしまうので近寄らないと言われています。
まとめ
ホンソメワケベラは低温に弱く多くは熱帯・亜熱帯の海に分布する魚です。
小型の魚でも生きていけるのは他の大型魚の身体に付いている寄生虫や食べカスなどを掃除し身を守る様な行動をしているからかも知れませんね。