モツゴはペットとしても人気が高く、生息地も多いので釣りでも初心者の方には特に人気のある魚です。

小さく見た目も決して派手ではありません。

そのため、同じような姿かたち・色の魚もいて見分けがつかないと言われたりもします。

中でも、日本の淡水魚でモツゴとモロコがわからないとよく名前が挙がります。

今回は、モツゴとモロコ・モツゴとカワムツの違いについてお話していきましょう。

モツゴ モロコ カワムツ 違い

モロコとモツゴの違いについて

モツゴには完全な側線があり、夏の婚姻職が出る頃なら、モツゴのオスは全体が黒っぽくなって側線が消えます。

モロコにも側線があるので、この時期ならパッと見で区別がつきます。

しかし、メスや若魚は通常非常に似ています。

そこで、簡単な見分け方を!

モツゴはこの側線が体から目を通り、口先まで続いています。

そして、口が受け口のようになっていてこの姿が「クチボソ」と呼ばれる由縁です。


口はやや上付き。

全体的にもシャープな印象です。

一方、モロコは側線がエラか目の際までで止まり、口は鯉のように大きく開いています。

全体的にずんぐりといった印象で、頭は丸くヒゲがあります。

体の中心には、モツゴとは違いぼやけたような黒い帯があり、まるまるぼやっとした感じ。

これを踏まえて、並べて見てみるとよくわかると思います。

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カワムツとモツゴの違いは?

カワムツは全長10~15㎝とモツゴに比べると少し大きい。

背中は黄褐色。

体側には1本の太い紺色の帯があります。

オスは朱色の婚姻色が頭部下面と腹面に、白い追星が頭部と尻びれの上辺りに現れます。

一見、似ているかな?と思っても、体型が全く違ってきます。

モツゴが大きくても12㎝程度、カワムツは大きいと20㎝程にもなります。

そしてモロコのように、ずんぐりとした形状。

口はもモツゴのようにシャープではありません。

こういったように、成長すればする程に見分けが容易につきます。

小さい場合は色と口を見る事ですね。

まとめ

同じような小さい淡水魚と言っても、よく見ると違いは色々あります。

実際に育ててみると、より違いがわかり、外で見てもすぐ見分けがつくようになるかもしれません。

普段あまり接することがなければ、犬なども同じ顔に見える人がいるように、魚も同じで、そう見えるだけ。

飼い主にしてみれば、明らかに違うでしょ!と思うところですね。

そうなれば、より愛情も増して可愛くなりますよ。

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