ドジョウは日本の童謡にも登場し、子供のころから親しみをもって接してきた方も多いことでしょう。
中国大陸や朝鮮半島など広く生息し、アジア以外でも観賞魚としてヨーロッパなどにも持ち込まれ、知名度もあがってきています。
野生のドジョウは寒くなる冬のあいだは冬眠をすると言われます。
ドジョウの皮膚はヌルヌルとしているのですが、エラ呼吸や腸から空気を取り込む腸呼吸法以外にも、皮膚呼吸も出来る仕組みになっているようなのです。
すごいですね。
そんなドジョウですが、冬のあいだはどのように飼育すればよいのでしょうか?
水温や餌、飼育方法などについて、ご紹介させていただきたいと思います。
ドジョウの飼育!冬の期間は?
野生のドジョウは秋ごろになると冬眠にそなえ、餌をたくさん食べて栄養を蓄えます。
気温が15度以下になるあたりから食欲が落ち始め、10℃を下回ると冬眠に入る個体が多くなります。
水田など水が少ない場所にいたドジョウは、かなり土の深いところに潜って冬眠し、その間は何も口にせず、春になって温かくなると冬眠から覚めて出てきます。
ドジョウを飼育する場合、冬のあいだ冬眠をさせる場合とさせない場合で飼育法が変わります。
ドジョウの餌!冬の間はどうする?
冬眠をさせる場合、冬眠中は餌を食べないので給餌は必要ありません。
その分、冬眠前には十分餌を与えてたっぷりと栄養を付けてあげる必要があります。
冬眠をさせずに越冬させる場合、餌は通常通りあげますが、水温が下がると食欲も下がるので、餌の量を減らした方が良いようです。
ドジョウの水温!冬の間は?
ドジョウの適応水温はだいたい15~30℃といわれますが、25度くらいがちょうどよいとされています。
冬も全く冬眠させずに飼育を続ける場合は、水温を20℃くらいには保っておいた方がよさそうですね。
冬眠させる方法を選ばれる場合、太陽の光が当たらない場所に水槽を置き、冬眠のために必要な準備をします。
水槽の底砂をいつもより厚めに入れておきましょう。
ただ、冬眠をさせるとドジョウのからだに負担が大きく、リスクも高まります。
そのため、ちょっと弱っている個体や年齢を重ねた個体は冬眠させない方法の方が良いかもしれません。
ただ冬眠させずにずっと活動期のままだと、寿命も短くなる可能性もあるようです。
まとめ
冬のあいだのドジョウの飼育についてまとめてみましたが、冬眠させるかどうか悩みますね。
一般的には温度を一定に保って通常通り飼育する方が、リスクも少ないかもしれません。
その場合は食欲は夏より落ちるかもしれませんので、水質管理もきっちり行ってあげると良いでしょう。