ドジョウはどんな環境でも元気に生き延びるイメージがありますが、それでも病気にかかってしまうことはあります。
今回はドジョウがかかってしまう病気の一つである、水カビ病について取り上げてみましょう。
ドジョウが水カビ病に!原因は?
水カビ病とは、ミズカビ科真菌のミズカビ属、ワタカビ属、アファノマイセス属などの感染が原因で発生する魚の感染症の総称です。
原因菌によっては、ミズカビ病、ワタカビ病、アファノマイセス病と呼ばれることもあります。
外傷や他の寄生虫によって傷ついた場所に菌がついて発症し、外観に綿毛状の菌糸体を形成し、炎症を発生させます。
また、ミズカビ病は水温が低くなってしまうと発生しやすくなります。
水温を25度以上に保つことが必要です。
また、大幅に温度が変わってしまうことでもミズカビ病が発生しやすくなります。
温度が低くなりすぎて困ってしまうときは、ヒーターを使うなどして対処するのがよいでしょう。
ドジョウが水カビ病に!治療方法は?
病気の進行具合にもよりますが、水カビ病は治すことができる病気です。
ドジョウが水カビ病を発症したのを見かけた、ごく初期の段階であれば、水温を上げて原因となる水カビ病の菌を抑える方法も有効です。
ヒーター等で水温を徐々に25度以上にもっていって、しばらく経過観察してみるというのも一つの手段かも知れません。
次に綿棒やピンセットなどで水カビを除去してあげるのも初期症状なら悪くはないでしょう。
できれば、傷が水カビ病の原因の一つですので、ピンセットよりは傷つきにくい綿棒の方を使うと良いでしょう。
初期に綿棒等で除去しておけば、完全除去といかないまでも進行を遅らせたりという効果が期待できます。
薬は何がいい?
本格的に治したいと言うときには薬の出番となります。
水中の水カビの遊走子を駆除する効果がある、ニューグリーンF、メチレンブルー、マラカイトグリーンなどのくすりが有効です。
また、水草がはいっていない水槽であれば、食塩を入れるのも効果的です。
まとめ
水カビ病にかかると困惑するかも知れませんが、原因に対して一つ一つ対処していけば難しくないので、落ち着いて対処していきましょう。