オショロコマは渓流の宝石と言われています。
日本産のイワナは5種いるのですが…オショロコマ、アメマス(エゾイワナ)、ヤマトイワナ、ニッコウイワナ、ミヤベイワナにはそれぞれ尾鰭(おびれ)や胸鰭に特徴がありました。
日本には5種のイワナの仲間が生息しますが、北海道にはオショロコマとエゾイワナの2種類しか生息していません。
オショロコマ、エゾイワナ、ヤマトイワナ、ニッコウイワナ、ミヤベイワナはこの尾鰭や胸鰭を観察し見分けることができ、地域によっても判別することができました。
これからオショロコマやエゾイワナ、ミヤベイワナには他にも特徴の違いがあるかを詳しく紹介していきます。
オショロコマとエゾイワナの違いは?
エゾイワナとオショロコマは背びれがそっくりで両者とも虫食い班まで似ています。
一見「どうみわけるかわからない…」と感じられる方が多いかと思うオショロコマとエゾイワナですが、実は他にも明確な違いがあったのです。
それはオショロコマにはエゾイワナにはない体に朱点があったのです。
エゾイワナの場合は白い斑点のみが体にあります。
なのでこの朱点が体にあるかないかがオショロコマとエゾイワナを見分ける大きな要因となってきます。
エゾイワナは別名アメマスとも呼ばれていますね。
オショロコマとミヤベイワナの違いは?
オショロコマの別種として登録されているミヤベイワナ。
ミヤベイワナとオショロコマの明確な違いは尾鰭・胸鰭の大きさです。
それだけでなく学術的にエラの中にある鰓耙(さいは)と呼ばれる呼吸を行うための器官の数が21か22のオショロコマに対し、ミヤベイワナの鰓耙(さいは)の数は26と多いことです。
ただオショロコマの亜種と言われているミヤベイワナは天然記念物に指定されていることがわかりました。
期間限定のルールの元で釣る事ができるのがミヤベイワナの特徴のようです。
オショロコマとミヤベイワナの違いについて混同してしまいがちですが、北海道にしかいないのがオショロコマの大きなトレードマークです。
突然の源流ツイート!!
1枚目 アメマス(エゾイワナ)
2枚目 ニッコウイワナ
3枚目 オショロコマ(ドリーバーデン) pic.twitter.com/CpdGOrR4IS— せっきー@オイカワ狂い (@masouCyprinidae) 2016年11月3日
まとめ
地域や朱点の有無、尾鰭・胸鰭の大きさと様々な違いがありましたね。
それぞれの特徴を知識として吸収し、より釣りが楽しいということ覚えましょう。