みなさんは「オショロコマ」と聞き、いったい何の事だかわかりますか?
少し変わった名前だと感じる方がみえるかもしれませんが、実は北海道に生息するイワナの名前だったのです。
イワナなので渓流釣りなどに出掛けられれば出会える可能性は非常に高いと言われています。
ただとても特徴的なイワナなので落差5m以上もある滝の上にも生息しているようです。
オショロコマはかなり古い時代から北海道の川に棲みついた魚です。
オショロコマの名前の由来とは?
一風変わった名前のオショロコマ。
北海道羅臼町はオショロッコと呼ばれる川があります。
オショロッコとは磯の窪みたる所だと言われているのですが、これがオショロコマの名前に由来しているかは定かになっていません。
ただ名前が似ているのでもしかしたらオショロッコがオショロコマの名前に影響しているのかもしれませんね。
オショロコマの詳しい特徴は?
オショロコマは川で一生を過ごすのですが、初夏に銀色に輝く魚体にピンクの斑点を魅せ川を泳ぐ魚です。
11月の産卵期になると1匹づつ区別ができないくらい個性的で鮮やかな体の色を放ちます。
これは全体に黒っぽく見えるだけでなく体側の赤点と腹側の赤い色が見事にコラボレーションされる特徴を持っています。
それだけでなく、オショロコマの大半は3~5年目くらいで大人になるだけでなく体長は10~30cmくらいになるので食べごろです。
能天気な魚のようで釣り上げられ放流してもらったとしてもまた釣られてしまうという習性ももっています。
他人を恐れていない魚と言われているようです。
オショロコマは森林の伐採が進んだ1970年代に急激に減り1990年代には生息数が回復している場所もあります。
オショロコマは寒冷な気候の地域に多く生息しているとも言われています。
オショロコマは北へ行くに従い出現するようになり太平洋北部に広く分布していると言われ森林が豊かだとオショロコマが多いです。
まとめ
オショロコマは北海道に生息しているイワナの名前であることがわかったと思います。
それだけでなく初夏には川の中で鮮やかな色彩を放つ特徴を持っていました。
能天気とはいえあっさり食べてしまうにはもったいないような気がしますね。