色合いがとてもカラフルで、とくりっとした大きな目や羽のようなひれなど、その姿の可愛らしさから人気の高い海水魚のひとつであるマンジュウイシモチ。

何といっても特徴的なのはやはりパジャマなどに例えられるあの水玉模様かと思います。

では、「小さいころからこの模様なの?」という点も踏まえて、幼魚の主な特徴を紹介していきます。

マンジュウイシモチ 幼魚

マンジュウイシモチの幼魚ってどんな姿?

マンジュウイシモチの幼魚の大きさは、およそ5ミリから1センチくらいです。

生魚でも5センチから8センチくらいにしかならない小型の魚なので、やはり幼魚もとても小さいですね。

魚の中には体色や模様、体型などが、幼魚の段階ですでに成魚とは変わらない姿かたちになる種類もあるのですが、マンジュウイシモチの場合はそれに該当します。

幼魚の姿は成魚と同じく、体色は頭の方が明るい黄色で、背びれから体の中心を通り腹ひれの方向へ太い黒い模様が入っているのです。

しかし少々違う点もあり、下半身(腹から尾ひれにかけての部分)体色は白というよりも半透明に近く、背骨が結構はっきり見えています。

心なしか成魚よりもちょっとだけ横に細長く見えるのはそのせいかもしれません。

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また、あの特徴的な水玉模様も色がとても薄いため、ぱっと見だと判別がしづらくなっています。

この体色は若魚になるにつれ白地へと変わっていき、模様は赤い水玉模様になってくっきり見えるように変わっていくのです。

そして成魚になると水玉模様は少し褐色がかった色へと変わっていきます。

生息域は奄美諸島や西表島、石垣島からインド洋大西洋域などに分布していて、少数の個体で群れを成して、水深3メートルから10メートルほどのサンゴ礁の静かな内湾などで、ショウガサンゴなどの枝サンゴの間に暮らしていることが多い魚です。

まとめ

マンジュウイシモチの、「いちご柄パンツ」や「パジャマ」みたいだと言われる特徴的で可愛らしいあの模様も、幼魚の段階だとまだ出てこないのですね。

また、体色もちょっとシースルーが入っていて、当たり前かもしれませんがやはり生まれたばかりなんだな、という感じがしました。

しかし姿形も成魚とほとんど変わらない姿なので、本当にそのままミニサイズにしたような感じですね。

成長度合いで模様の濃度も変わるというのも興味深いです。

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