熱帯魚と聞くと常夏の国に住む魚をイメージしますね!
シクリッドはアフリカや中南米、さらに東南アジアと広い地域に分布していますが、どれも暖かな地域が多いです。
実際にシクリッドを飼育する際、最適な水温はどのくらいなのでしょうか?
調べてみました。
シクリッドを飼育する最適な水温は?
シクリッドは熱帯魚なので、あたたかめの水を好みます。
アメリカンシクリッド、アフリカンシクリッドの分布をみると、ともに赤道付近のあたたかに場所に生息していることがわかります。
個体によって差はありますが、基本的な飼育温度は24℃~28℃です。
繁殖期も普段と同じ水温を維持していれば、特別になにかする必要はありません。
シクリッドなどの熱帯魚はすべて変温動物です。
つまり、暮らしている環境によって自分の体温も変わります。
水温が低いとエネルギーをあまり使いません。
反対に、30℃以上の水温だと新陳代謝が活発になって、たくさんのエネルギーを使います。
そのため高水温だと短命ですが、新陳代謝があがり大きく成長します。
低水温だと大きく成長はしませんが、長生きする 傾向があります。
つぎは実際に理想の水温を、種類別にみていきましょう。
アピストグラマ・ボレリー
南米パラグアイに生息しています。
10cmほどの小型シクリッドです。
25℃~28℃で飼うのが理想的です。
エンゼルフィッシュ
アマゾン川にすむ15cmほどの中型シクリッドです。
水温は26℃~30℃前後が最適です。
キフォティラピア・フロントーサ
アフリカのタンザニア湖産。
30cmほどの大型シクリッドです。
中性~弱アルカリ性の水質、水温は27℃~30℃が理想的です。
まとめ
シクリッドの飼育に最適な温度は24℃~28℃ということがわかりました。
ヒーターとサーモスタットを使ってこの間の温度を一定に保ってあげましょう!
水温の違いによって、寿命や成長する大きさに違いがでるので、理想の飼育方法を見つけてみてください。
また、アフリカンシクリッドは水質にも注意が必要です。
なるべく生息地の環境に近い水温にすると、シクリッドが快適に過ごせますね。