みなさん、ミドリフグを飼う時に水道水をそのまま水槽に溜めれば良いと思っていませんか?
じつはそれは大きな間違い。
というより、とんでもない間違いです。
海に住む魚、川に住む魚がいるように、その魚にとっての最適な水というものがあります。
ミドリフグはどんな水なら快適に過ごせるのでしょうか?
今回はミドリフグの飼育に必要な「汽水」についてご紹介いたします。
ミドリフグに最適な汽水の濃度は?
まずミドリフグにとって快適な水についてですが、ミドリフグは淡水が海に流れ込む河口部の水「汽水」で快適に過ごします。
つまり、海水でもなく、淡水でもなく、それらが混ざり合うところという意味です。
自宅でミドリフグを飼う際には、その水を用意しなくてはなりません。
汽水環境をつくるには、飼育水に同じくらいの塩分が必要になりますが、単なる食塩で作ってはいけません。
人工海水の素というものが、熱帯魚を扱うペットショップで売られていますので、そちらを使います。
ミドリフグは淡水魚なので大量の塩は必要ありませんので、小分けされているものがおすすめです。
ミドリフグ用の汽水のph調整方法は?
ミドリフグに最適なph値に関しては、弱アルカリに保つことを目標に管理しているとよいと言われています。
正解の数値はなく、飼い主さんとミドリフグの状態によって調整するとよいと言われています。
pHを調整する方法は、人工海水の量を変えてみたり、pHを調整してくれる能力のあるサンゴ砂を利用するなどの方法があります。
pH値を知るとき、試験紙を利用する方も多いと思いますが、試験紙は正確な数字が出にくい場合がありますので、きちんと測れる測定器を購入することをお勧めします。
ミドリフグにとってpH値には正解はないと言われていますが、大切なのは弱アルカリ性に保つことと、急激にpH値を変化させないことです。
ミドリフグにとって急激な水質の変化はストレスとなります。
換水のときなどは急に濃度やph値が変わらないように気をつけます。
購入してきた時にもともと入っていた水と、これから飼う水槽の水のpH値が違いすぎると、ショックでなくなってしまう恐れがありますので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
縁日でつかまえた金魚を飼育したことがあっても、いきなりミドリフグを飼育することはできません。
きちんとした飼育知識を身に着けてからお迎えしましょうね。