魚といっても全ての種類が同じというわけがなく、その個体に応じた生育環境というものが必要になります。

ミドリフグも当然のように、ミドリフグだからこそ必要になる物があります。

またそれを揃えなければ順調に生育してくれるのか分かりません。

初めてミドリフグを飼育する人はもちろんですが、以前に飼育してみたけれどあまりいい結果が出なかったという人は参考にしてもらい、再びミドリフグの飼育にチャレンジしてみて下さい。

ミドリフグ 飼育 必要な物

ミドリフグの飼育に必須!水温を一定にする機器

ミドリフグは丈夫な部類に入る魚で、25℃前後が生育するのに最適な水温なのですが、少しくらいの変化で直ぐに弱ったりはしません。

しかし水温が20℃以下の冷水となったり、30℃以上の温水になると衰弱してしまいます。

また短時間で5℃以上の温度変化があっても同様です。

温度計を設置して飼い主が水温を調整してもいいのですが、水温管理は通常はヒーターやクーラーを使うので、これらの機器には水温を設定した温度に保つような機能を持っている物があるので、そちらを使用した方が安心できます。

水温は気温とある程度の関係はありますが、室内の場合ではそれがリンクしないケースも出て来ます。

気温が25℃だから水温も25℃ということはないので、この水温管理だけは機械を使用して行う方がおすすめです。

ミドリフグの飼育に必要になる「ろ過機」

熱帯魚の多くはきれいな水質でなければうまく生育できないように、ミドリフグもきれいな水を好みます。

ミドリフグはとても食欲が旺盛で大量の餌を食べるので、その排泄物も相当な量となってしまいます。

そのため水槽内の水質が直ぐに悪くなってしまうため、そのまま汚れた水を使い続けるのはミドリフグの飼育にはよくありません。

「ろ過機」とは汚れた水をフィルターによって不純物を取り除いてきれいにするもので、ミドリフグの飼育にはこの「ろ過機」を使った方がいいです。

もちろん飼い主が頻繁に水の入れ換えを行えば問題ありませんが、「ろ過機」を使用しなければ2~3日おきに水を入れ換えないといけないので、大変な作業になります。

「ろ過機」を使用した場合は一週間に一度の割合で水の1/4を換えてもらえば大丈夫です。

「ろ過機」にはいろいろなタイプがありますが、ミドリフグの飼育に適しているのはフィルターが上部か外部に設置している製品の方が水をろ過する能力が髙いので、ミドリフグの水を悪くする速さから考えるとこちらの製品がいいです。

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ミドリフグの飼育で重要になる「比重計」

ミドリフグは幼魚の頃は薄い塩分濃度の汽水域で生息していますが、成魚になるにつれて海水に近い場所で生息するという特徴を持っています。

海水の塩分濃度のことを比重と言いますが、ミドリフグは成長に伴ってこの比重を少しずつ高めていく必要があります。

「海水の素」という真水に混ぜると海水になるものが販売されているので、この「海水の素」と真水の割合を変えて比重を調整するのですが、急激に以前の比重から違う比重の水に入れると体調不良を起こすので、比重計を使って塩分濃度を測定して下さい。

元から丈夫な魚なので多少の変化には耐えてくれますが、水を変えて調子が悪くなったら比重が合っていない可能性があるので、時間をかけて少しずつ比重を変えて最適な比重にしてあげて下さい。

比重計は熱帯魚ショップで販売されていますし、ホームセンターでも置いている場合があるので、ミドリフグを飼育することになったのなら購入しておくことをおすすめます。

まとめ

生物を飼育するというのは、どんな生物でもそんなに簡単ではありません。

それが水生生物だと水の管理まで飼い主がしなければいけなくなるので、その負担は陸上生物よりも増すのは仕方ないのです。

ミドリフグの飼育に必要になるのは水質を最適な状態に保つことです。

そのために飼育に当たっては絶対に必要になる物が出て来ますが、魚類は鳴きませんし水槽から出たりもしないので、ワンルームで生活している人にとってはおすすめなペットです。

その可愛らしい姿に癒されるのは間違いありません。

手間がかかっても飼育してみる価値は十分に持っています。

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