ディスカスの飼育を続けていくうちに、成魚の2匹が偶然にもペアになっているのを見つけたのなら、良い機会ですので思い切って繁殖に挑戦してみてはいかがでしょうか。

せっかくペアになっているのですから産卵してうまく孵化へと進めることができれば稚魚が親魚のまわりで泳ぐ可愛い姿を眺めることができますよ。

繁殖は水温と水質に気を配れば決して難しいことではありません。

ディスカス 繁殖 水温 水質

ディスカスの繁殖に最適な水温は?

ディスカスの繁殖に最適な水温は30℃でも可能ではありますが、26℃~28度くらいが最適な温度と言われています。

水温が産卵や孵化に大きく影響することから高い温度に設定すれば孵化も早くなりますが、高い水温だと卵の中で充分に体ができあがらないまま孵化してしまうことがあります。

せっかく孵化しても健康体ではいられない可能性があるだけでなく、孵化しないまま卵が腐ってしまうという残念な結果になることもあります。

また無事に孵化しても高温で飼育を続けると体の機能などが正常に働かないことがありますので、通常の飼育と繁殖の水の温度は28℃くらいにすることをおすすめします。

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ディスカスの繁殖には水質も大切

ディスカスの繁殖には水質が水温と同様に大切な役割を果たします。

どの熱帯魚でも飼育には水質の管理は大切ですが、特にディスカスは水の状態に神経質なため他の熱帯魚よりも気を配る必要があります。

繁殖に失敗する原因のひとつに水質の悪化が大きな原因になるため、常に水を良い状態に保つことは非常に大切です。

またディスカスは水槽の水を換えた後に産卵をすることがしばしばあるので、繁殖を目的にするのなら水質の管理は大切な作業です。

水換えで水質を良い状態にしながら水温の変化にも気を配りましょう。

まとめ

このようにディスカスは他の熱帯魚に比べて比較的に水の状態に気を使うのですが、意外に高い水温でも元気に過ごせる魚です。

ただいつも元気で食欲もあったディスカスの食欲が減るなど変化があったら水の温度を少しだけ上げて見ても良いでしょう。

食欲が高まり動きが活発になることもあります。

ただ水温を上げると水質の悪化が早まるので常時観察が必要です。

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