在来種と外来種という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。
外来種とはその地域に元々生息したものではなく、人の手によって移入された生物のことを指します。
強い外来魚のブルーギルが増えすぎると、弱い在来種が減ってしまうため、生態系を守るためにもブルーギルは駆除していかなければなりません。
しかしブルーギルは、同じ害魚であるブラックバスよりも繁殖能力が高いため、駆除も難航する傾向にあります。
今回は、多々ある駆除方法の中でも比較的簡単にでき、効果の高い方法を2つご紹介します。
ブルーギルの駆除方法
ブルーギルに効果的な駆除方法として、産卵期があげられます。
ブルーギルは初夏の頃に一斉に産卵しはじめるため、そこが狙い目!
オスは浅瀬に円状の産卵床を作り、メス産卵後はオスが卵をずっと守っています。
その様子はとても特徴的であるためぱっと見で産卵床であるとわかるそうなのです。
ひとつ見つけると、近い場所にいくつも産卵床がある場合がほとんどであるようです。
孵化する前に卵を駆除することができれば、個体数をぐんと減らすことが可能なのです!
しかし、ブルーギルやブラックバスは駆除し始めると危機感を覚え、大量の卵を残そうとする傾向にあるようですので、油断しないことがポイントですよ。
また、琵琶湖で設置されている外来魚回収BOXも効果があるようです。
生きたままの移動は禁止とされているブルーギルですが、けして釣った場所から動いてはだめ!というわけではなく、釣った場所から決められた範囲外の場所に生きたまま持ち運ぶと罪に問われるということであるそうです。
ですので、回収BOXまでは生きたまま持ち運んでOKです。
自分でしめるのは怖い、可哀想という人も回収BOXに持っていくだけであればできそうですよね。
他にブルーギルの駆除が必要な地域でも、回収BOXを設置することで駆除率があがればいいと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、多々ある駆除方法の中でも比較的簡単にでき、効果の高い方法をまとめてみました。
産卵期を狙う方法はブラックバス・ブルーギル共々効果的であるようです。
また、回収BOXの設置、加えて釣り大会などを定期的に開催するなどで少しずつ個体を減らしていくことが一番大事だということがわかりました!