複数の種類の熱帯魚を同じ水槽で飼育することを「混泳」と言います。
いろいろな色の魚が一緒に泳ぐことで、見た目がとてもカラフルできれいになります。
個体差もありますが、ラミレジィはシクリッドの中では比較的温厚な性質なので混泳も楽しめます。
ただ、混泳を考えるときには、ラミレジィはシクリッドの一種であり、シクリッドは水槽の中にテリトリーを作り、特にオスは他の魚を追い払う習性をもつことに注意してください。
混泳可能かどうかは、水質やラミレジィの性格・混泳相手の性格・サイズ・習性・遊泳層・水槽の大きさ・シェルターの有無などから慎重に判断してください。
ラミレジィとベタとの混泳について
ベタはとても美しく、飼育も手軽なので人気があります。
が、闘魚と呼ばれるほど気性が荒く、同種、特にオス同士では、喧嘩の末に亡くなってしまうこともあるほどで、単独飼育が基本とされています。
他種に対しては無関心であることも多いのですが、それも個体によるので、同種・他種問わず混泳は避けたほうが無難です。
ラミレジィとコリドラスの混泳について
コリドラスは、南米に生息するナマズの仲間です。
見た目も個性的で、しぐさもかわいく、飼育もしやすいためとても人気があります。
水槽の底の食べ残しの餌を食べてくれることから、「水槽の掃除屋」とも呼ばれています。
飼育に適する水温は20~28度、水質は中性~弱酸性の軟水と、ラミレジィの飼育条件と重なります。
性格も温和で臆病なので、ラミレジィや他の熱帯魚との混泳にも向いています。
まとめ
ベタは気性が荒く、ラミレジィとの混泳はお勧めできません。
コリドラスは、性格も温和でラミレジィとの混泳にも向いていると言えます。
そのほか、ラミレジィとの混泳に向くのは、ラーミーノーズテトラ・ゼブラダニオ・オトシンクルスなどでしょう。
ただし、ラミレジィは、シクリッドに属しており、テリトリーを作る習性があるため、特にペアとなった場合にほかの魚を攻撃する危険もあります。
混泳させる場合は、大きめの水槽に水草など魚が隠れられる場所を用意した上、餌の種類・量にも配慮し、相性を慎重に見極めてください。
相性が悪く攻撃をする場合は、他の水槽に隔離するなどきちんと対策を取りましょう。