熱帯魚屋さんで人気の大型淡水魚といえば、アロワナです。
その存在感と見事な風格は、他の追随を許しません。
昔はお金持ちの家にいるイメージがあるほどでした。
それだけアロワナは高級魚としても有名で、熱烈なファンも多いです。
大きな体格のアロワナですが、飼育するのにどのくらいの大きさの水槽が必要なのでしょうか。
どの程度の水流がアロワナには適しているのでしょうか。
アロワナに最適な水槽環境は?
水槽の大きさがアロワナの体長に合っていないと、運動不足やストレスでアロワナは成長しなくなってしまいます。
幼魚のアロワナでも、半年もすれば数十センチまで大きくなるので、アロワナの成長に合わせて水槽のサイズを段階的に大きくしていかなければなりません。
水槽は最低でも幅150センチ、奥行き45センチは必要です。
シルバーアロワナの場合はより大きくなるので、更に大型な水槽を用意しましょう。
水槽が大きくなれば、設置する場所も相応のスペースを用意しなければなりません。
水温は23~28℃くらいを目指しましょう。
アロワナは弱酸性を好みます。
水温と同時に水質のphをしっかりと管理することが必要です。
phが低い場合は水槽の中のバクテリアが増加していたり、コケなどで水質が悪化しているかもしれません。
逆にphが高い場合はアロワナの色揚げが悪くなってしまいます。
こまめに掃除をして水換えをするとよいでしょう。
水槽の水流はどのくらいがアロワナに最適なの?
また自然界の環境であれば、川の太さによって流れの速度は変わります。
細い川では速く流れ、広い川ではゆっくりと流れてゆきます。
飼育する際にもそのようなナチュラルな環境に近づけるために、熱帯魚ショップでは水流を発生させる装置が取り付けられています。
魚は水流がないと酸欠になり、生きていくことができません。
また運動量が減りストレスが増えるので、ひれが不自然に短くなったり、エラがめくれたりすることもあります。
あるいは泳ぐ力が弱くなり、アロワナの成長が妨げられて大きくならない可能性もあります。
ただアロワナは急流に生息する魚ではないので、強すぎる水流はアロワナのひれを傷つけたり、よりストレスを与えてしまいかねません。
幼魚の頃は強い水流は避けた方が無難です。
まとめ
アロワナは空間認識力が高く、ストレスを感じやすい魚です。
水中ポンプやろ過装置などたくさんのアイテムが販売されていますので、活用されてみてはいかがでしょうか。