アロワナは多くの熱帯魚屋さんで出会える、とてもポピュラーな魚です。
ゴージャスなその姿は、龍魚という別名にふさわしい貫禄を感じさせます。
アロワナは下あごがせり出したような大きな口が特徴で、小魚を丸のみすることができます。
また水面付近を飛んでいる虫に飛びつき、食べてしまうこともできます。
そんなアロワナですが、尻尾を下げて泳いでいる場合があります。
どうして尻尾を下げて泳ぐようになってしまったのでしょうか。
アロワナの尻尾が下がってしまったら?
アロワナの尻尾が下がってしまうのは、背曲がりによるものです。
背が曲がる主な原因には、いくつかあります。
たくさんのアロワナを混泳させて飼育していると、よく背曲がりになる個体が出てきます。
また、水槽が狭いと自由に泳ぎ回れなくなり、背曲がりになりやすいです。
また単食もアロワナが背曲がりになる理由のひとつです。
同じ餌だけを長期間与え続けると体格が崩れ、体色も衰えてきます。
特に稚魚の場合は成長過程で栄養欠乏を起こしやすく、背曲がりになってしまうことがよくあります。
稚魚が背曲がりになると状態が悪化するのが早いので、早急な対策をとる必要があります。
治療方法は?
背曲がりを治すには、飼育環境を改善することが大切です。
餌が足りていない場合は回数を増やし、また同じ餌を与え続けないように交代で何種類かの餌をあげるようにしましょう。
混泳させている場合は、背曲がりをしてしまった個体を別の水槽に移してください。
体のサイズに合っていない水槽だとアロワナが運動不足になってしまいます。
アロワナは回遊魚ですので、ゆったりと泳げる奥行きのある広い水槽を設置するようにしましょう。
水質検査も怠らず、水換えを頻繁にすることも大切です。
まとめ
リッチなイメージのアロワナですが、飼育するには費用が少々かかるかもしれません。
ですが成長するにつれ、美しく変わる体色と個性豊かな姿はアクアリストの多くが憧れ、一度は飼育してみたいと思う熱帯魚です。
水温と水質のグレードを維持するのは大変ですが、非常に大事なことです。
また餌のバランスが崩れると骨格異常を起こしやすいので注意してください。