熱帯魚ショップに行けば必ず置いてあるほどメジャーなコリドラス。
コリドラスを専用水槽で飼育する人もいるほど人気が高い熱帯魚で、ナマズ独特のつぶらな瞳と愛らしい見た目や仕草に引き込まれている人が多いことでしょう。
熱帯魚の飼育で気がかりなことの一つに病気があります。
水槽でジッとしていて元気がなかったり、餌をあまり食べないなどいつもと違う様子が見られると心配ですよね。
コリドラスが体を痒そうにこする原因は一体何でしょうか?
コリドラスが体をこする原因は?
コリドラスが水草やガラス面、底砂に体をこすりつけて痒そうにしている様子が見られたら、カラムナリス菌による皮膚病の初期症状が考えられます。
カラムナリス病はコリドラスによく見られる皮膚の病気で、尾びれやヒゲが腐って溶けてしまったりします。
一度溶けてしまうと元に戻りません。
病気が疑われる魚は別の水槽に隔離し、水換え、薬浴、塩浴などで対処しましょう。
薬浴は抗菌剤を入れてから1週間ほど様子を見ます。
改善していなければ水槽の水を3分の1ほど換えた後に再度薬浴をしてみましょう。
水換えに原因があることも!?
水換え後に体をこする様子が見られる場合は、水換えに使う水道水に問題があることが考えられます。
水道水中に含まれる塩素や炭酸が多いと魚の皮膚が刺激を受けてしまい剝離しやすくなります。
逆に水道水に不純物が含まれなさすぎても魚の体の保護粘膜液が溶解するため、体をこすりつけたり痒がる頻度が増えます。
水換えの際、
- バケツに汲み置きした水をエアポンプでエアリングして塩素と炭酸を抜く
- 水換え用の水をヒーターで加熱して水槽と同じ水温にする
- コロイド剤で魚の保護粘膜液を守る
など、水の状態に合わせて対処してみましょう。
まとめ
愛情を持って飼っているコリドラスが体を痒がっていると心配ですよね。
病気にかかっていると他の魚に感染する可能性もあります。
定期的にコリドラスを観察していつもと違う様子が見られたら、早めに対処してあげましょうね。