ポリプテルス・エンドリケリーは肉食の古代魚で大きなヒレが特徴的です。
ヒレをなびかせ優雅に泳ぐ姿が美しく多くのファンがいます。
他の古代魚と比べると温厚な性格をしており産卵の時期にはちょっとしたことで産卵をやめてしまうほど神経質になります。
ポリプテルス・エンドリケリーは繁殖環境を整えるのが難しいとされますが、小型種であればおうちでも繁殖はできるみたいです。
今回は産卵に必要な環境などをまとめてみたいと思います。
ポリプテルス・エンドリケリーは繁殖できるの?
ポリプテルス・エンドリケリーを繁殖させるためにまず90センチの水槽を用意してください。
そこにつがいとなるエンドリケリーを入れます。
成長速度に個体差もあり産卵できるまでに数年はかかってしまいますので繁殖率を上げるために2組のつがいを入れることをお勧めします。
「じゃあ、沢山のつがいを入れたらいいのでは?」と思うかもしれませんが入れすぎてしまうと神経質な性格のポリプテルス・エンドリケリーはストレスを抱えてしまいますし喧嘩も起こるでしょう。
逆に1組だけにしてしまうと繁殖率が下がってしまうので2組がベストといえるでしょう。
産卵の時期は秋ごろでウィローモスなどの水草などに卵を産みます。
デリケートなので親の体調管理に気を配りましょう。
水温は28度前後で保つのが適温でしょう。
水草は隠れ家としても有効なのでぜひレイアウトしてあげてくださいね。
産卵の時期が近づくと特に神経質でデリケートになってしまうため極力刺激しないでください。
やっと稚魚が生まれた!どうしたらいい?
まず共食いを避けるため稚魚を小さな水槽に移して避難させてあげましょう。
餌は「シュリンプ」などを食べます。
成長してきたら更に水槽に分け「メダカ」や「赤ムシ」「キャット」などを与えてあげましょう。
水換えは小分けにし1週間くらいかけ換えていきます。
3日に1度1/3ずつ換えるといいでしょう。
まとめ
ポリプテルス・エンドリケリーはデリケートなので繁殖させるにはとても配慮が必要で難しいことがわかりました。
産卵できる年になるまで、羽化してから大きくなるまでにも数年かかるのでかなり根気が必要となります。
生まれた赤ちゃんはとってもかわいいのであきらめずに是非挑戦していただきたいです。