コルレアは驚くほど種類の多いコリドラスの一種で、ピンと伸びた長めの黒い背ビレが美しいと人気がある種です。
コルレアの飼育難易度は高くないと言われていますが、コリドラスは種類によって、飼育難易度が違います。
では、コルレアの繁殖についてはどうなんでしょうか?
この記事では、コリドラス コルレアの繁殖についてまとめています。
コリドラスコルレア!学名はパラレルス
コルレアは元々「コルレア」という通称で呼ばれ流通していましたが、1993年に「Corydoras parallelus、コリドラス パラレルス」という学名が付きました。
そのため今でも流通名は「コルレア」ですが、「パラレルス」と表記されていることもあります。
分類は、魚属、ナマズ目、カリクティス科、コリドラス亜科、コリドラス属と、ナマズの仲間でブラジルの川上流域に分布する淡水魚です。
外見の主な特徴
目を中心に上下に伸びる黒い帯状の模様(アイバンド)、長く伸びた黒い背ビレ、体色は白色で、体には横方向に平行な(パラレルな)黒いライン状の模様があります。
コリドラスコルレアの繁殖の難易度は?
種類によって飼育難易度が違うコリドラスは、繁殖の難易度も種類によって違いますが、コルレアは比較的、難しくない部類と言われています。
難易度は低いものの、コルレアは『孵化率が低い』『接合率が低い』という体験談が多くあがっています。
また、コルレアの個体が初めての産卵の時も、孵化率は低いようです。
繁殖の際の主な注意点
- オスとメスの区別は、上から見て腹部がふっくらとしている方がメスで、オスはスリムですが、成魚にならないと区別は難しいです。
- 産卵した卵を親が食べてしまうことがあるので、卵は回収して別の水槽に隔離することが推奨されます。また、繁殖させたい時は他の魚との混泳は避けた方がいいでしょう。
- 水槽のガラス面や水草などに卵を産み付けることが多いので、水槽内のレイアウトはシンプルにしてあると管理や卵の回収が楽になります。
まとめ
コリドラスコルレアの繁殖は、孵化率の低さを除けば、それほど難易度は高くないと言われています。
しかし、コルレアは人気はあるものの入荷数が少ないためか、価格相場は安価ではありませんし、健康な個体の入手が難しい場合もあるので、簡単に繁殖に着手できない種類かもしれません。
流通が安定していて繁殖が容易と言われる種のコリドラスもいますので、そちらで経験してみてからチャレンジを考えることを初心者の方にはおすすめします。