コリドラスはナマズの仲間で、エビのように低層を生活スペースとする魚です。

そのため水槽の掃除屋さんとも言われ、他の魚が食べ残した餌や、底に溜まった餌を食べてくれます。

便利な魚だと思いませんか?

掃除屋として、他の魚と一緒に飼ってみようと思った人もいるのではないでしょうか?

コリドラスは大人しく、水槽の底でじっとしているので混泳に向いている魚だと言われています。

人気なグッピーやネオンテトラなどの熱帯魚と一緒に飼うことができますよ。

そんなコリドラスの種類はなんと100種類以上だといわれています。

そしてその中には、ヒレに軽い毒を持った種類もいるのです。

皆さんはこの話を聞いて、毒を持ったコリドラスを他の魚と泳がせていいのかな、と不安に思うのではないでしょうか?

そこで、コリドラスの毒の強さはどれくらいなのか、毒を持った種類でも混泳はできるのかを詳しくご紹介していきたいと思います。

コリドラス 毒 強さ 混泳

コリドラスの毒の強さはどれくらい?

コリドラスのうち、毒が強いのはシュワルツィ、スーパーシュワルツィ、ゴッセイ、プルケールのようなヒレに色が付いている種類だといわれています。

コリドラスは太くて丈夫な胸ビレのとげに毒を持っています。

そのため、うっかり床に落として、用心せずに手でつかむと刺されてしまいます。

毒が強い種類や大型の種類だと刺された場所が腫れ、痛みますが、重症化することはありません。

毒はタンパク質のため、刺された場所を40℃以上のお湯につけると痛みが引きます。

念のために消毒し、ひどいときは医療機関へ行きましょう。

コリドラスはストレスで毒を分泌します。

そのため、購入したときや引っ越しのときなどに小さい袋に入れ、輸送したときに毒を出すことがあります。

コリドラスが毒を出したときは水が白く濁り、きつい臭いがするのですぐ分かります。

放っておくと自分の毒で中毒を起こしてふらふらに弱ってしまいます。

対策としては、コリドラスを購入するときに一匹ずつ、水を多めにして袋詰めしてもらうといいでしょう。

同じ袋に何匹も入れるのはNGです。

また、できるだけ揺らさずに持って帰りましょう。

毒でふらふらになっているコリドラスは、できるだけ静かに水を入れ換えていき、水槽とは別の容器に移します。

そして、容器内にエアレーションをかけてあげるといいでしょう。

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毒を持っているコリドラスは混泳できる?

コリドラスは大人しく、優しい性格なので、他の熱帯魚とケンカしません。

また、水槽の底でじっとしていることが多いため、多くの魚と生活スペースがかぶることもありません。

そんなコリドラスは混泳にピッタリな魚だといわれています。

毒の強い種類でも、普通に飼育する場合は心配いりません。

コリドラスと混泳する魚は、コリドラスと水温や水のpH、大きさが合うものにしましょう。

コリドラス同士の混泳も可能です。

コリドラスと相性がいい魚は、ネオンテトラやグッピー、ヒメダカ、グローライトテトラ、マーブル・ハチェット、ピグミーグラミー、ラスボラ・ヘテロモルファ、オトシンクルス、アカヒレ、グラスキャットやイエロータイガーシュリンプなどです。

相性が悪い魚はベタ、エンゼルフィッシュなどの気性が荒く、縄張り意識が強い魚です。

また、同じ低層域で暮らすプレコやクラウンローチ、小型ナマズ類は要注意です。

プレコは気性が荒く、コリドラスを追い回したり、餌に手を出したりします。

アロワナなど肉食の魚との混泳もNGです。

コリドラスと混泳させる場合は、購入前にショップでコリドラスと混泳させる旨を言って確認するといいでしょう。

コリドラス同士の混泳させるときは、数を入れすぎると満員になってしまうので、底面に

ゆとりを持って飼育するといいでしょう。

他の魚と混泳するときは、コリドラスに適量の底に沈む専用の餌を与え、水質の変化に気を付けるようにします。

混泳を始めたら水質を毎日試験紙やpHメーターで測り、どれくらいで水質が悪化するか分かったら、徐々に測る回数を減らします。

繁殖のときに気性が荒くなる魚もいるため、他の魚とケンカすることがあるかもしれません。

そのため、飼っているコリドラスの数だけ水草や石組み、パイプで隠れ場所を作ってあげるといいでしょう。

すると、追い回されても隠れられるようになるので、怪我の回数が減り、安心です。

まとめ

コリドラスの毒の強さはそれほど強くなく、刺さったからといって重症化することはありません。

しかし、刺さると痛く、腫れることもあるので、移動は必ず網で行いましょう。

毒を持っているコリドラスでも混泳することは可能です。

しかし、肉食の魚やコリドラスを攻撃する魚は、胸ビレが刺さって怪我をする恐れがあるので一緒に飼わないようにしましょう。

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