カクレクマノミは熱帯魚を代表する姿や形で大人気ですが、その産卵には経験のない個体だと数年かかることもあり、とてもデリケート。

そんなカクレクマノミが産卵をした際、今度はその卵を上手に孵化させるにはどうしたら良いのでしょうか?

今回はカクレクマノミの産卵後の孵化を上手に行うコツなどを調べて行きます。

カクレクマノミ 産卵 孵化

カクレクマノミの産卵後、孵化を上手に行うコツとは?

水槽内で孵化を上手に行うための重要ポイントとなるのが“水温”と“照明の時間”と“水流”です。

“水流”は常に卵がユラユラと揺れている状態にしておく必要があります。

よって親のいる水槽から産卵床ごと水中から卵が出ないように気を付けながら取り出して別の水槽内に入れ、そこを孵化専用水槽としましょう。

そのままその水槽が稚魚育成専用水槽にもなります。

エアレーションとポンプを使用して卵が常に気持ちよさそうに揺れているような水流を作ります。

“水温”は常に27℃代をキープしてください。

1℃の変化でも孵化のタイミングがズレて上手な孵化にはつながりませんので、ここは丁寧かつ慎重に行いましょう。

そして最後に最も大切なポイントとなるのが“照明時間”です。

産卵直前の卵の中では外の明るさもしっかりと見えているため、孵化できるタイミングなのに周囲が明るいとそのタイミングを逃して孵化できないなんてことにもなります。

照明は12時間点灯キープにして産卵から6日~7日目の夕方に孵化できるようにしてあげましょう。

孵化予定日の夕方には水槽の周りを黒いビニールやバックスクリーンなどを利用して光が入らないようにしてあげるのも良い方法だと言えます。

タイミングを見誤ると孵化することなく、悲しい結果になってしまうので産卵後は慎重にこれらのポイントを置抑えておきましょう。

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カクレクマノミの産卵にイソギンチャクは必須?

カクレクマノミと言えばイソギンチャクが欠かせないと思いますよね。

確かにイソギンチャクがあることによってカクレクマノミが産卵をそこで行うことができます。

しかし先ほども書いた通り上手に孵化させるために親水槽から移動させることを考えるとイソギンチャクでないといけないと言うことはなく、ショップなどに行くと鉢植えを利用することができるとありましたので、絶対にイソギンチャク必須なわけではなさそうです。

まとめ

今回はカクレクマノミの卵の上手な孵化のさせ方を考えてきました。

重要ポイントは3つ“水流”と“水温”と“照明時間”を一定にしてキープすること。

孵化のタイミングはとても大切なので、よく観察してそのタイミングを見誤らないようにしたいですね。

また産卵後の卵の世話は基本オスが行います。

移動させた卵の水槽にオスを入れると卵の様子を見守る父親としての姿を観察できますよ。

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