カクレクマノミの飼育において、重要な役割を果たす器具の一つが水槽です。
大きさもいろいろと有るので、どれくらいの大きさが適しているのか悩む方も多いのではないでしょうか。
アパートやマンションにお住まいの方は特に、小型の水槽でお手軽に飼育を楽しみたいですよね。
カクレクマノミは環境の変化に敏感で、飼育は水温や水質が変わりにくい、なるべく大き目の水槽で飼育するほうが良いとされていますが、気をつけて飼うことで小型水槽でも飼育することは可能です。
それでは、一体どんなことに気をつける必要があるのでしょうか?
カクレクマノミの小型水槽での飼い方とは?
まずカクレクマノミにとって大切なのが、水温です。
大きい水槽だと水温の変化が緩やかなので負担が少ないのですが、小型の水槽の場合、変化が激しいため、ヒーターなどの水温を調節する器具を準備しましょう。
水温計でこまめに確認し、適温を維持してあげてください。
次に大切なのが、水質です。
小型の水槽だとどうしても水が濁るのが早いので、フィルターを設置することが必要です。
フィルターは濾過能力が優れたものを使用し、水を浄化してくれるサンゴ砂やライブロックも設置してあげてください。
濾過能力が弱いと、水質はすぐ悪くなり、魚が調子を崩しやすくなりまので気をつけましょう。
水質を維持するためにも、餌をあげすぎないようにしてください。
食べきれない餌が水の中に残ってしまうと、環境を悪化させる一因となります。
餌を調整してあげることが大事です。
また、水槽の大きさにあった数のカクレクマノミを飼育することも大切です。
収容できる数以上を入れてしまうと、水質はすぐに悪化してしまいます。
必ず収容数を確認しましょう。
カクレクマノミというとイソギンチャクと一緒に飼育されているイメージを持たれているかと思いますが、小型水槽の場合は一緒に飼育するのに適していません。
イソギンチャクは基本的に飼育が難しい生き物です。
また、イソギンチャクがいることで水質が保ちにくい環境となります。
海水の比重をチェックしたり、コケ掃除や水換えなどをこまめに行うことで、小型水槽での飼育でもカクレクマノミの過ごしやすい環境を維持することができます。
まとめ
水質や水温を保つのは少し大変かもしれませんが、少ないスペースでもカクレクマノミを飼育し鑑賞できるのは嬉しいですね。
水槽の置き場所に困っている方は、小型の水槽から飼育に挑戦してみるのはいかがでしょうか。