スジエビは基本的に淡水エビですが最近の研究で2種類いることが分かってきています。

先ず1つ目は河川の上流部に生息するほぼ完全な淡水繁殖型(A型)と、下流部に生息する降海型(B)があり、これらは互いに交配することはないようです。

特筆すべきは降海型(B)には明らかに巨大で(10cm超)線の濃い個体が存在し、テナガエビにすら勝てそうな頑丈なスジエビも存在が確認されているようです。

スジエビと一口に言っても生息地域で様々な形態を展開し、その環境に巧みに適応しているのではないでしょうか?

まだまだ謎が多く今後の研究が期待されるスジエビですがスジエビ水槽について多く情報が配信されているところはないように感じますね。

スジエビは日本各地に生息し、公園の池などでも容易に見つけることが出来ます。

ホームセンターや100円均一で購入できる網などで掬えば数匹単位で捕獲することが出来ます。

子供たちがバケツ一杯にエビ類を捕まえてきて、育てたいとなれば「さて?どうしたものか」と悩むお父さんもいるかと思いますが、飼育となると意外に大変です。

スジエビ 水槽 掃除

スジエビ水槽の掃除とは?何に気を付ければよい?

スジエビは熱帯魚水槽のタンクメイトとしても機能しますが、実は水質変化や輸入産の水草等に含まれる農薬に弱く、水槽の水換えや新しい水草の投入には細心の注意を払う必要があります。

十分な農薬抜きを行わずに水草を投入してしまったお陰でエビ類が全滅ということも珍しくありません。

痛ましい事故が起きないように十分気を付けましょう。

スポンサードリンク

掃除をするときに注意する点は酸素の供給源であるエアーポンプを極力止めないことです。

エビは他の魚類と比べて酸欠に弱く十分な酸素がないと酸欠になり衰弱してしまいます。

前出の農薬もそうですが薬物への反応も敏感なので、新しい水草の投入を考えた場合は先ず別の水槽に移し十分に農薬が抜けるのを待ってから投入するのが理想的です。

また、スジエビ同士は共食いも考えられますので、極力スジエビを飢餓状態にしないのも掃除前の準備として念頭におきましょう。

換水は3分の1づつ1回で全部の工程を終わらせようとせず数日に分けて行うのがポイントです。

まとめ

スジエビは急激な水質変化と薬物に敏感な事が分かりました。

水槽の清掃時には酸欠防止のためエアーポンプを切らないよう酸素供給に気を配りましょう。

また、新しい水草などを投入するときは多少面倒でも、別の容器または水槽に2~3日入れ農薬を抜くよう様子見を行うことが重要です。

大事なスジエビを1匹でも失わないよう手間を惜しまず清掃しましょう!

スポンサードリンク